米ゼロックス、HPを敵対的買収へ 提案拒否受け
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ゼロックスのDDに応じない姿勢がHP取締役会として株主利益にかなうのか。直近25週平均株価に対するプレミアムは15〜20%程度ですので、「過小評価だ」とするHP経営陣の言い分にも一理ある気もします。- 時価総額 83億$のXeroxが同294億$と企業価値3倍以上のHPに買収提案
- 提案金額は335億ドル(20%プレミアム)で現金約250億ドルと株式交換のミックス
- 提案に伴う4週間のデューデリジェンスをHP拒否を受けて敵対的買収を示唆
先日、富士フィルムホールディングスが富士ゼロックスの株式23億ドル分をゼロックスから買い取り多額の現金を手にしたとはいえ200億ドル以上の借り入れが必要と言われています。是非この動きの本当の狙いを知りたいです。
- Xerox CEOのJohn Visentinが言うように、双方のポートフォリオの強みと20億ドル相当の経費削減のシナジーを得ることが出来ると本気で考えている
- HP(or Xerox)が本当の買収先を探すためのデモンストレーションとして実施
- Xeroxの株式を10.6%持ち、今回HPの株式を4.24%取得しているアクティビストのカール・アイカーン氏が株主価値を向上させるためにXeroxにけしかけている。ちなみにグローバルのコピー機・プリンターメーカーの状況は下記(時価総額順)。日系メーカーが残存者メリットを生み出せると良いのだが…
キヤノン 時価総額4.0兆円、売上4.0兆円、EBITDA約0.6兆円
HP 時価総額3.2兆円、売上6.5兆円、EBITDA約0.4兆円
富士フイルム 時価総額2.7兆円、売上2.4兆円、EBITDA約0.3兆円
Xerox 時価総額0.9兆円、売上1.1兆円、EBITDA約0.2兆円
リコー 時価総額0.9兆円、売上2.0兆円、EBITDA約0.1兆円
※キヤノンはカメラ、HPはPC、富士フイルムは医療など他の事業もあるのは注意