鼻に噴射、痛くないインフル予防 国産ワクチン開発、承認申請へ
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鼻スプレー型のインフルエンザワクチンはすでに欧米諸国で使用されており、臨床研究も多数行われています。これまでの研究は、注射薬と劣らないか、やや劣る程度の結果を報告しています。注射の痛みがない代わりに、スプレー後の鼻水や鼻閉感、頭痛などが主な副作用として報告されています。
針に対する恐怖症の方もいらっしゃり、投与経路が複数準備されていることは重要なことだと思います。国内でもその必要性は高いと思います。
ワクチンの必要性についても改めて補足します。
あなたのインフルエンザへの感染の確率は毎年10%程度です。ワクチンには、これを4%程度に下げてくれる効果が期待できます。
また、65歳以下の一般人口10万人あたり、5人程度が毎年インフルエンザで命を落とされますが、この重症化プロセスを防ぐ効果も知られています。
一方、ワクチンにより重大な副反応が生じる確率は、10万人に1人以下の確率です。この天秤の結果、インフルエンザワクチンはNP利用世代の全ての方に推奨されます。
なお、感染確率は毎年10%程度なので、単純計算でここ10年感染していないという方は35%、20年感染していないという方も12%いらっしゃいます。数字を単純に比較いただけばわかる通り、そのような方は昨年感染した方の数を上回りますが、特定の方が感染し続けるというわけではありませんので、油断してはいけません。
ぜひ予防接種を受けてください。