[東京 31日 ロイター] - アイシン精機<7259.T>は31日、アイシングループ内のアイシン・エィ・ダブリュ(AW)と経営統合することで基本合意したと発表した。AWがトヨタ自動車<7203.T>が保有するAW株式全数を取得した後、アイシン精機と合併する。トヨタとは、株式譲渡で基本合意している。合併日は2021年4月1日の予定。
アイシン精機がグループ会社と経営統合へ、トヨタが全株式を譲渡
Reuters
2019/10/31
(c) Thomson Reuters 2024 All rights reserved.
コメント
注目のコメント
長期的なシナリオの一つだとは考えていたが、このタイミングで決定することは本当にサプライスだ。AWは電動化に出遅れ、AT事業の構造不況に苦しむ立場にある。この再建は精機とAWが合併したから解決できるような問題ではない。3000億円以上の資金流出に見合うリアルな統合効果を実現できるか否か、アイシン精機経営陣の説明責任は重大だ。それにしても、トヨタ自動車のAT事業の見切り方は冷酷なほど。それほど、電動化への流れを覚悟しているということか。
アイシンAWは、トランスミッションやカーナビなどを手掛け、売上は約1.4兆円(単体)。トヨタが41.98%保有するのを買い取る形。いくらだろう…リリース見ると、譲渡には合意しているが業績影響は精査中とある、ただ4月の予定という意味では今期業績には影響しないのでそういう意味で今期について修正をする必要ない。とはいえ決まったら開示が必要な規模だとは思う。
ちなみにAWは、元々米国のトランスミッションなどで大手のBorgWarnerとの合弁で「アイシンワーナー」という社名であることに由来。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120191028412977.pdf
![アプリをダウンロード](/resources/images/banner-app-download.png)