【石川康晴】世界で通用する人は知っている「教養の力」

2019/10/30
earth music&ecology(アースミュージックアンドエコロジー)などのアパレルブランドを展開するストライプインターナショナルの石川康晴社長が、ビジネスパーソンに向けてアートを学ぶ必要性などを解説する「The Prophet」。
第2回は、想像力を鍛えるために、どのようにアートを見たらいいのかを語る。
「アートはよくわからない」と芸術鑑賞に苦手意識を抱く人は多い。これに対して石川氏は、「すべての作品をわかる必要はない」と話す。
そして、特別な感性や知識を持ち合わせなくても、アートを楽しみ、学びを得ることは可能だと主張する。
石川氏はどんな方法でアートを鑑賞しているのだろうか。
石川康晴(いしかわ・やすはる)/ストライプインターナショナル社長。1970年岡山県生まれ。岡山大学経済学部卒、京都大学大学院経営学修士(MBA)。1994年、23歳で創業。95年クロスカンパニー(現・ストライプインターナショナル)設立。99年にearth music&ecology(アースミュージックアンドエコロジー)を立ち上げ、SPA(製造小売業)を本格開始。30以上のブランドを展開し、グループの売上高は1300億円を超える。公益財団法人 石川文化振興財団の理事長も務め、地元岡山の文化振興に力を入れる。

日本人の教養は浅い

──なぜ、ビジネスパーソンはアートを学び直すべきなのでしょうか。