ユニクロ柳井氏「日本は公務員を半減せよ」発言の「大きな間違い」
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注目のコメント
企業経営と行政運営の大きな違いは、企業は従業員のクビを切ることで人件費が減らすことができるが、行政の場合はクビを切ることで失業にたいして費用が発生し、所得税が減るので、プラスもマイナスもあってトータルで考える必要がある点。
また行政でも国についていえば通貨発行権などがある点が違う。柳井さんの書籍とかをみてるとその点について考察した形跡がなく企業経営と同じ感覚でみているように僕には感じられた(大前研一さんなんかもそう)
優秀な経営者・コンサルタント・投資家はその発言は注目され、重視されるが、テニスのプロが料理について語るような門外漢みたいなところがあって、成功者だからといって鵜呑にせず割り引いて考える方がいいと思う。
日本の公務員に関しては飯田さんのいうように少ないわけではないし減らすべきでもないと思う。ただ意識としては半減するくらいの荒治療をすることで自動化や効率化などをするような改革は必要だと思う。
あと賃金に関しても「公務員の給料が高い」とかいってバッシングすると民間ウケが良いからよくされるが、高いのが問題というより、高いとみえるような非効率な業務になってしまっていること、そして能力のUPをいかにするかが大事な気がする。
「高いか安いか?」・・・それは人の能力とポジションによる。例えるならビルゲイツにコンビニの店員をさせても時給2000円も出せないし、IT担当大臣みたいなポジションをしてもらうなら年収1億円でも激安だと思う。そんなもんでしょ!??人員や予算にムダがある、という指摘は、あるべき人員数や予算感に対して、現状とはどの程度GAPがある想定だったのかな。
それよりオープンシステム、クローズシステムの考え方は組織変革の参考になりそう。中途採用の人がこんなの簡単じゃないという問題を解決できないのは、オープンシステムとして考えていたのにクローズシステムだった、ということが多そう。逆にいうと、クローズと思われていることが実はオープンで考えられる、ということを理解してもらうのが改革なのかも。