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【議論】キャッシュレスで財布も「なくなる」のか
2019/10/13
「財布の代替となるサービスを作りたい」。アップルカードが紹介された記者会見で、アップルのティム・クックCEOはそんな言葉で将来の目標を語った。
現在、既に日本クレジットカード協会の調査では、クレジット発行枚数は2018年3月末時点で2億7827万枚で、成人1人当たり2.7枚を所有している計算だ。
さらにPayPayなどのQRコード決済、Suicaなどさまざまなキャッシュレスサービスが花開いている。
こうした変化を受けて、長い間、形が変わらなかった「財布」という製品にもディスラプト(破壊による変革)の波が押し寄せている。
2009年に「薄い財布」を発売し、日本でキャッシュレスに対応した財布のジャンルを開拓したabrAsus(アブラサス)ブランドを展開するバリューイノベーションの南和繁CEO。
そして、Z世代のミニマリストで、自身で商品開発した財布の「手ぶら財布」を2018年に販売するにまで至ったミニマリストしぶさんにキャッシュレスで、財布はどう変わっていくのか話を聞いた。
南和繁(みなみ・かずしげ)バリューイノベーションCEO。1976年生まれ、米国の大学を卒業後、米大手金融グループの営業などを経て日本のベンチャーキャピタル・ネットエイジ(現・ユナイテッド)で勤務後、2009年にバリューイノベーションを設立し、現職。(写真:Ukyou Koreeda)
──それぞれなぜキャッシュレスに対応した財布を作るに至ったのでしょうか。
南和繁CEO 薄い財布を作ったのは2009年なのですが、当時、薄い携帯電話を開発した人の開発秘話インタビューを読んだんです。
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この連載について
アップルが展開するクレジットカード「Apple Card」が8月、アメリカでスタートした。バーチャルカードであることや、デザインのシンプルさが話題だが、還元率2%・年会費無料・即日キャッシュバックなど、日本市場にも大きなインパクトを与える要素をそろえている。「Apple Card」参入による各業界への影響を分析する。
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