ビバホームに公取委勧告 下請けただ働きさせる
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注目のコメント
完全に終わってますね、、、
公正取引委員会も再発防止の勧告とは生温い。
これが原因で廃業に追い込まれている下請け業者もいるだろうに。
中日新聞の同記事に
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公取委は、下請けに負担させた費用を速やかに支払うようLIXILビバに勧告した。下請け側は「今後の取引を見越すと要請を断れなかった」などと話したという。
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とあったが、
建設業などでも同様に、すでに実施済みの依頼工事に対する増精算の「踏み倒し」が横行していることも報告したい。
再発防止の勧告のみでは、発注者は痛くも痒くもないはずなので、厳罰に処すべき。若い頃、某メーカー勤務時代に本部を担当し、バイヤーさんとはよくやり取りしてました。
ほかの大手GMSのI社とかD社、ホムセンのK社とかに比べるとわりと紳士的な雰囲気はありましたが、相当昔のことですからね。
量販店の棚の確保は営業マンの最重要課題です。
そのために、POSの販売データや他店の販売動向などを分析し、どのカテゴリーと価格帯に自社の商品をはめ込んでいくか?
他社の競合商品と比べてどこが優り、劣るのか?
自社に足りない商品はどう開発していくか?
など、シナリオを練って提案していきます。
生産側とも事前に社内調整して、コストと生産スケジュールもはじいておきます。
自社のことだけ考えるのではなく、全体をシミュレーションして、バイヤー、店舗の利益の最大化を考えてあげると信頼される。
なので、他社の担当とはライバルであり仲間でもある。自社のことだけ考える営業マンはバイヤーにとっても迷惑。
提案した商品を各社一斉に持ち込んで、バイヤー立ち合いのもと、実際に並べて棚を確認してみる。
商品が確定したら、基幹となる店舗に営業が持ち込み陳列したり、定期的に店頭回って店員さんが補充忘れてたりすると、こちらでオーダー出したり。
量販店本部との商談はやりだすとなかなか面白い仕事です。
店側と一緒に棚を作り、売り場を作る。
その過程で陳列を手伝わされるのはしばしばありましたが、それも営業活動のうちと思って取り組む。
ただ、この記事の内容だと、そうした営業活動の許容範囲を超えているような。
公取委的にはおいしいネタですね。改装などを手伝っていた下請けの社員さん達の気持ちがよく分かってしまいます。得意先様の要望を解決したいという営業心や奉仕の心を大切にし、課題解決の手伝いをした上で業績確保を懇願していたのでしょうか。
私も開業支援を無償でノウハウの提供や準備の手伝いなどをよくしております。
このような動きで商習慣が変わり、下請けの企業に負にならないように願います。