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せき止めの乱用、10代で急増 厚労省が薬物依存調査

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    せき止め薬の中には「コデイン」と呼ばれる成分を含むものがあります。

    このコデインは、医療用麻薬、モルヒネと共通の作用点を持ち、弱いながらモルヒネ同様の効果を持ちます。

    そもそもモルヒネも最強のせき止め薬の一つであり、がん患者さんのしつこい咳や息苦しさを止めるために用いられています。このコデインも強いせき止め作用を持つ一方、モルヒネほどの副作用や強い効果を持たないため、せき止め薬として広く用いられています。

    このコデインの存在が、薬物依存の症状として、せき止め薬が消費されている理由だと思います。コデインの取り扱いは、病院レベルでも度々問題になっています。市販薬では非常に少量とはいえ、過量に消費すれば、同等の量を摂取できてしまいますので、規制の方法を早急に準備する必要があると思います。


  • フリー アナウンサー・キャスター

    「薬」というものへのハードルが下がっているのも原因の1つでしょう。
    特に市販の薬はドラッグストアに行けば、目の前に並んでいます。海外の人でさえ、簡単に大量買いし、国外に持っていける世の中です。

    簡単に手に入りますし、比較的安価。
    薬と銘打たれているならば、安全だという妙な確信もあるのでしょう。

    私の母は精神科の調剤薬局で薬剤師をしているのですが、年代問わず、薬を貰いに来る人は増えていると言っています。
    10代の若い子達の姿もよく見るそうです。
    今回は市販薬での話が取り上げられていますが、「薬に頼る」という人が増えているのでしょう。

    薬を飲めば、何となく落ち着く…。
    そこから依存は始まるのかもしれません。

    市販のかぜ薬に含まれている「コデイン」という成分。
    多幸感というより、眠気や疲労感、倦怠感が無くなる、怠くなくなるようです。
    正式名称は、「ジヒドロコデインリン酸塩」。
    市販薬をひっくり返して成分表を見てみてください。
    結構、皆さんが知っている有名なかぜ薬にも入っています。

    市販薬をなくすわけにもいかないですし、難しい問題です。


  • 総合内科専門医・循環器専門医 医長

    エフェドリンという交感神経刺激作用のある物質と、コデインという鎮静作用のある弱い麻薬が使われています。

    ともに過量になれば、それ相応の中毒症状が出ます。

    依存症に発展することは以前から危惧されています。12歳未満への処方が禁忌とされ、市販薬としても単一成分のものはなく混合された薬品で、かつ、1人1回に1箱までという規制があります。しかし、ドラッグストアも山ほどあってネットでも売買できる時代にあまり意味をなしません。



    成人も小児も、感冒時の咳嗽に鎮咳薬が有効という証拠は未だになく、眠気や便秘などの副作用は明らかであることから、よほどQOLに影響しなければ、処方も使用も推奨されません。
    (ただ咳というのは不眠などにも繋がり、それなりにQOLに影響してしまうのも否めませんが)

    院内ですらちょっと咳してるだけで「医師に鎮咳薬を頼みましょうね」と医療者が気軽に言っている現状を考えると、リテラシーの向上にはそもさも総合感冒薬や鎮咳薬自体をなくす方向でも良いのではないかと感じてしまいます。



    風邪にそもそも鎮咳薬は不要というcommon senseを共有しなければなりません。


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