【Twitter創業者】インターネットの最大の問題点

2019/11/24
数あるソーシャルメディアのなかでも、シンプルで、速報性と拡散性に優れるTwitterは、若者から行政機関まで幅広いユーザーに愛用されているSNSだ。エヴァン・ウィリアムズはそのTwitterの共同創業者。

2015年のCEO退任後はウェブメディア「ミディアム(Medium)」を設立し、新しい形のパブリッシングの可能性を探ってきた。

近年では政治広告や虚偽情報の拡散など、予想外の問題に直面するTwitterだが、創業当初はどんな思いがあったのか。今後のウェブメディアの可能性をどのように見ているのか。リード・ホフマンがサンフランシスコでウィリアムズに話を聞いた(インタビューが行われたのは17年10月10日)。
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リード・ホフマン ネブラスカ州の農家で育ったそうですね。どういう経緯でシリアル起業家になったんですか。
エヴァン・ウィリアムズ 自分でも、どうしてサンフランシスコに行き着いたのかなと思うことがあります(笑)。もうこちらにいるほうが長いですからね。
ネブラスカでは孤立した生活でした。きょうだいがいましたが、人口450人程度の小さな町で、幼稚園から高校3年生まで、クラスメートは12〜14人。しかも、うちは町の外の、文字どおりトウモロコシ畑の真ん中にありました。
町の誰もがお互いを知っていて、アメリカンフットボールが最大の関心事。スポーツと狩猟が盛んで、それ以外たいしたことは何もない――そんな暮らしです。農場を手伝い、旅行はあまりしませんでした。
(写真:JIM WILSON/The New York Times)
ホフマン では、テクノロジーとの出会いはいつ?