サウジ石油施設にドローン攻撃、2か所で火災 フーシ派が犯行声明
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先日のシェイバ油田への攻撃と同様、イエメンのフーシ派によるものでしょう。
今回攻撃を受けたアラムコの施設は、サウジ東部州のダハランから60キロに位置し、イエメン国境から少なくとも1000キロ以上あります。
距離から考えると攻撃に使われたドローンはフーシが”カセフ2K”と呼んでるイランのドローン、”アバビルT”だと見て間違い無いかと思います。
。
アバビルTは固定翼の大型機で、30キロの弾頭を持ち搭載しつつ1000キロ以上飛行し、目標に自爆攻撃をするというもの。
要するにスピードの遅い巡航ミサイルの様なものです。
フーシ派は、過去の戦争では例のないほどの数のドローン攻撃繰り返していますが、膨大な近代兵器を有すしているにも関わらず、それに対して有効な手立てが打てないサウジの状況を見るに、戦争のあり方が変わりつつあるという感覚を受けます。固定翼機タイプの無人航空機でしょうか.巡航ミサイルと変わりません.
以下でも書きましたが,
https://newspicks.com/news/4147497?ref=user_2112738
1機のコストは数百万円.
防ぐ方は今のところほぼ為す術がなく,強い電磁波を照射して妨害するか,レーザーで撃墜するか,何にしても億円はかかる.
なんと,不釣り合いか.フーシ派、フーシー派、ホーシー派、ホーシ派・・・などなどは、全て「アンサール・アッラー」という団体に対する、イエメン紛争の当事者の一方が用いている蔑称です。「アンサール・アッラー」は、経緯はともかくサナアにあるイエメン政府を掌握している団体です。もう一つのイエメン政府は、現在サウジの庇護下にある「国際的に承認された政府」と呼ばれるハーディー前大統領派です。「反政府武装勢力のフーシ派が犯行声明を発表」という書きぶり事態に、イエメン紛争に対する旗幟や主観的な善悪好悪の判断が織り込まれている所は自覚したいです。