【解説】人間は「快感」を選ぶ。だからAIに負ける
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注目のコメント
様々なことに類比できるお話しでした。
角田さんは天鳳の全ての対戦の牌譜を公開するという、麻雀界で恐らく初めてのことをした人。それが麻雀コミュニティの質をよりクリーンでオープンなものに変えたとも聞きます。
今回のインタビューではAIがコミュニティに入ってくる時のデリケートさも垣間見え、今後色々な世界でこういうことが起きるのかも、と感じます。
と言いつつ、個人的には「リーチは"休憩"なのにAIったらさ!」という部分にうなづきつつ笑ってしまいました。
麻雀AIの進化と天鳳のアウトラインは、昨日公開の動画で5分で見られますのでこちらも併せてご覧ください。
【ドキュメンタリー】さよなら「坊や晢」。麻雀AIが人間を超える日
https://newspicks.com/news/4223569面白いですね。ゲームのような明確な「勝ち負け」があるものでは、確かに感情に左右されないAIが強いというのはよくわかります。一方で人間は所詮「合理+感情」の生き物なので、合理のAIが人間を動かせるわけではないのもまた事実。若いコンサルタントがいくら理詰めで正論を吐いてもクライアントは動かないのと似た話。ただ、経験によって「感情」領域もパターン認識していけるものなので、AIもいろいろなパラメーターを読み取れるようになれば感情推定を「合理的に」行えるようになる可能性は全然あると思ってます
投資の世界でも、昔からクオンツ投資の一つの強さとして言われている。人間は自分の意思決定が間違えていると、感情が入って、判断を変えるか意固地になりすぎるかということが多い。
機械は毎回毎回の意思決定をその時に得られる情報でやっていくから、負けていてもブレずに投資をしたり(=安くなっているものを買うのでそれが成功すればよりリターンがあがる)、またもし想定外の情報でやめるべきであれば損切をしたりする。人間だとしにくい判断をできるのが強さだが、人間から見るとその判断を「自分はできない」と思ってしまうようなものをしてくることも多い。
もちろん、全てはどういうアルゴリズムか次第ではあるし、投資の場合はゲームのようなルールがないので、ズブズブ負けていくこともまた起こる(それは人間でも同様ではあるが)。