猫アレルギーにさようなら?=スイス社、ワクチン開発
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この試験は介入群のみの単群の試験で、比較対象群がありません。よって、人への有効性についてはプラセボ効果などの影響が十分に考えられ、この試験をもって有効だとすることはできません。
また、知っておくべき背景として、猫アレルギーはホコリなどへのアレルギーと異なり、感作の様式が特殊なことも知られています。統計上、猫アレルギーは猫の飼育をしていない方が多く、猫に日常的に濃厚な接触があり、猫アレルギーの原因物質Fel D1に高濃度に暴露されていると、猫に対するアレルギー反応が弱まることが知られているのです。このことから、飼い猫のFel D1を減らす治療を行うことで、長期的にはむしろ負の作用をもたらすことも懸念されます。
このように、良かれと思ってやった治療が逆効果だという可能性もあるため、2群比較で有効性を確認する必要があります。
また、そもそも人間のアレルギーの治療の目的で猫へ注射をすることは動物愛護の観点から良いのでしょうか。そちらは専門外なのでわかりませんが、飼い猫なので良いのでしょうか。安全性とともにそういった点も懸念します。猫アレルギーの原因となっているFel D1というタンパク質、それに対する自己抗体を猫に作らせる、と。
猫かわいいし近づきたいんですが、私は猫アレルギーです。
猫に痛い思いさせてまで近づきたいとは思えないのですが。人それぞれですかね。
あとは長期的な猫への安全性も知りたいところです。これで遠慮なく猫が吸える
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