【日本軍兵士】戦死より多い餓死・海没死は、なぜ生まれたのか

2019/8/14

35万人が海に沈んだ

──『日本軍兵士』には戦地に食料などを補給する船舶が沈められたことで、船に乗っている兵士も大量に海没死したことも、詳しく書かれています。恥ずかしながら、35万人を超える海没死者がいたとは知りませんでした。
吉田 日露戦争の戦死者が約9万人ですから、アジア・太平洋戦争における日本の海没者が30万〜40万人いたというのは、あり得ないほどの数だということがわかりますよね。
他国でも、これほどの海没者を出した例はありません。