【小巻亜矢】大人女子も魅了。サンリオピューロランドの「新コンテンツ戦略」

2019/8/4

いまや、世界中で愛されているサンリオのキャラクターたち。SNSの登場や海外アーティストとのコラボレーションなど、さまざまな要因がキャラクタービジネスに変化をもたらす中、サンリオピューロランド（以下、ピューロランド）はどこへ向かおうとしているのだろうか？

インタビュー第3回では、ピューロランドを変えていったマーケティング戦略と「V字回復」を果たしただけではまだまだ終わりそうにない、ピューロランド館長・小巻亜矢氏（株式会社サンリオエンターテイメント代表取締役社長）のビジョンに迫る。

ピューロランドの「大人女子戦略」

──5年前と比較してピューロランドの平日の来場者数は4倍になりました。同時に、お客さんの層も大きく変わっています。

コメント

注目のコメント

• 高木 良和

  株式会社デジタルホールディングス/至善館二期生 部長

  ・2019年08月04日

  とても面白い全3回の記事でした。
  森岡さんのUSJ改革を読んだ時も思いましたが、0からドライに全て変えてくのではなく、組織で持つ元からのアセットを最大限活かすための"組み合わせの仕方"を追求されている様に思います。
  
  組織改革もサービス設計も、必ずそこに紐づく人が大事になる。一緒に働く人達のモチベーションを上げる為にはどうすれば良いか、自分たちのサービスを受ける顧客側は何を求めているのか、その其々のニーズを探り、考え抜き、そこに自分達が持つアセットを最大限利用する事で、飛躍的に成長させていっている。
  
  普段働く組織の中で、自分たちのアセットは何か、働く仲間がもっと力を出せる環境はどう創るか、顧客から選ばれる為の本当の理由は何か、突き詰めて考えられていない事を実感。逆に考え抜き実行すれば、如何様にも変化出来る事、その実例を今回知れた事はとても嬉しい。
• 馬本 寛子

  気がつけばピューロランドは「若者が行きたいスポット」に変わった。その背景には、数々のマーケティング施策が潜んでいました。
  
  「人づくり」をベースにした、ピューロランドのV字回復ですが、その「人づくり」の目線はマーケティングにもはっきりと反映されていました。思わず行きたくなる「雰囲気」づくりには注目です。
  
  最終話もぜひお楽しみ下さい。
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2019年08月04日

  子供ではなく「大人女子」に狙いをつけたところがV字回復の要因なのですね。「イケメン俳優による2.5次元ミュージカル」は黄色い声が聞こえそう。
  
  「Miracle Gift Parade（ミラクルギフトパレード）」もV字に貢献。ポップカルチャーを取り入れて原宿女子も惹きつけた。
  
  時代とともに味付け方を変えつづけているピューロランドの姿がみえたシリーズでした。