勝者はれいわとN国?笑顔なき「参院選通信簿」
東洋経済オンライン
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まさに勝者はれいわとN国と言えます。れいわは、自民の党利党略の「特定枠」を見事に宗旨替えして、国会大改革につながる2議員を誕生させました。これは政治史を刻むものです。N国は、ユーチューブて資金調達から得票までできることを見せつけました。これも政治史に残る出来事です。既成政党の停滞は、あの投票率がすべてを物語っています。
投票率の低迷を考えれば、「勝者なき参院選」だったと思います。自民は比例票を240万票減らしたうえに1人区で押し込まれ、公明の比例票は100万票以上の減。立憲は20議席台に届かず、れいわ新選組にしても野党内のパイの奪い合いにとどまっています。次の衆院選で野党全体がどんな姿を示し、関心を高められるか。とりわけ野党に大きな課題が突き付けられています。