【実践】コミュニケーションを劇的に変える「すごい質問術」

2019/7/27
本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、毎週土曜日に話題のビジネス本の要約をお届けする「10分読書」。短時間で本の中身を学ぶことができ、現代のビジネスパーソンにぴったりの内容になっている。
ぜひ、週末のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。
「『質問』さえできれば、話術も、雑学も、社交性もいらない」ー。
家族や同僚、友人とのコミュニケーションに悩むことの多い現代社会。書店のビジネス書のコーナーを訪れれば、数多くの「コミュニケーション」に関する書籍が並べられている。
しかしどれも、実際に試してみるにはハードルが高すぎるように感じられ、自分には合わないような気がする……。
(写真:Satoshi-K/iStock)
そのような経験がある方にこそ、今回紹介する本を手に取ってみてほしい。
これは、「あがり症・話し下手の伝説の営業マン」こと青木毅氏が著した、「質問型コミュニケーション」の入門書である。
著者の青木氏は、1000人以上のセールスパーソンが在籍する会社で5年間の累計業績1位の座を獲得。全世界2500社の代理店の中から大賞に選ばれるなど、輝かしい業績を持つ人物である。
しかし、学生時代は会話が苦手で、コミュニケーション能力に自信がなかったという。その青木氏が営業活動を通じて身につけた手法が「質問型コミュニケーション」だ。
「質問型コミュニケーション」は、現在のあなたの話し方のスタイルを変える必要はなく、いまの自然な状態のままで活用できる方法だ。新しい話し方を習得しなくても良い。
雑学を覚えたり、身ぶり手ぶりを加えたり、明るく元気に振る舞ったりする必要もない。ビジネスパーソンだけではなく、コミュニケーションがうまくいかないとお悩みの方に、ぜひ取り入れてほしい手法だ。

質問はコミュニケーションの「武器」

初対面の人と話せない、雑談が続かない、親しくない人との会話で疲れてしまうーー。
あなたはこんなふうに、コミュニケーションに苦手意識を持っているかもしれない。だが、それは決して珍しいことではない。