プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
コメント
注目のコメント
東南アジアで急成長しているグラブフードの体験レポを動画付きでお届けします。フードデリバリーのプラットフォームを提供するテック企業の戦いが熱くなっています。
ゴーストレストランとは仕組みが異なりますが、熱戦が繰り広げられるアジアのデリバリー市場を消費者目線からみる試みをしました。
堅調に経済成長する東南アジアでは、需要の強い中間層を中心に、今後ますます、フードデリバリー市場が拡大していくことが見込まれます。GrabやGojekなどの「スーパーアプリ」現象の起源は中国。AlipayやWechat Payを模して、東南アジアに取り込まれました。かつて「コピーキャット」だった中国は、いまや他国のお手本に。あらゆるサービスが未発達なため、全てが「スーパーアプリ」に飲み込まれる現象。
一方、先日出席したカンファレンスで、GojekのCTO曰く「何をやらないか、をいつも経営陣で議論している。軽々しく手を広げると、ユーザーの期待値を裏切る顧客体験になってしまう」が印象的でした。インフラが未成熟なエマージング国ゆえに、丁寧なサービス構築がカギ。大型ファイナンスが目立つ、大味な印象のユニコーン企業の競争源泉は、ユーザーに寄り添うきめ細かなサービス提供と感じました。ライドシェアのグラブはAlipayやWeChat Payと同じように決済サービス、金融サービスを拡大しています。配車からフードデリバリー、ビデオなどのサービスがキャッシュレスで利用できます。
さらに、配達員の報酬は即座にグラブ口座に振り込まれる。それをモバイル決済のGrab Payですぐに使えるというサービスも。ドライバー向けの自動車購入資金の融資や保険など多様な展開を視野に入れています。