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「謎の病気」診断のスペシャリスト“ドクターG”が誤診撲滅を目指す理由

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  • 総合内科専門医・循環器専門医 医長

    総合内科専門医などと、私のプロフィールに書いてありますが、、、残念ながらこの資格と広く内科を診れることは何ら相関いたしません。(自分も持っている資格だから下げても良いですよね?)

    もともと救急・総合診療を軸にしていて、田井さんがコメントされている福井県の寺沢先生・林先生の門戸を叩こうとしていた経緯などもあり、循環器内科医のくせに非常に守備範囲が広いのはウリなのですが、どちらかと言うと良い意味ではなく稀有で、業界的にはただの変な人です。不整脈専門で、集中治療好き、そして人工心臓から心不全緩和ケアまで手を出しているので、聞く人が聞いたらわかると思います。中途半端です。
    そして、鼻腔内・耳孔内異物や頭部挫創などのマイナーエマージェンシーや、泌尿器科トラブル、画像診断など、かなり凸凹した知識と技術を習得しています。(いずれも各専門家には遠く及びませんが)

    総合診療医としてきちんとトレーニングを受けた医師がもっともっともっと必要なのは現場の医師は痛感しており(現状は何かを専門としていた医師がたまたま総合内科を名乗っているだけ、というパターンもあります)、そもそもそのトレーニングを受けられる施設もかなり限られていることも問題ではあります。

    そして、個人的には専門家として尖った能力を身につけるのは重要であるものの、医師という職業の特性上、十人十色の患者さんを相手にするので、もう少し総合的な基礎能力を持った専門家が増えてもよいのではないか、とは思っています。

    山田さんのコメントのように、稀な疾患を探せることは1つの側面ではあり、腕の見せ所で医師として面白みのある所なのですが、そうではなくてマルチプロブレムの患者さんを全人的にケアできる医師でありたいと、私自身も思っています。



    それにしても、生坂先生の勉強会に研修医の頃参加しましたが、上述の寺沢先生や林先生ともまた違った感じの総合力をもった先生で、本当に勉強させていただきました。
    総合診療医の中には生坂先生や、他には酒見先生・岩田先生たちのように医療界で有名な先生方が何人かいらっしゃいますが、非常に稀な疾患すらも清書を確認することなく病態や必要な検査と治療を記憶しているスーパードクターが何人かいて、ほんと敵わないなぁと痛感させられることは、、、しばしばあります。私ももっともっと勉強します。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    NHKのドクターGに端を発したこのようなメディアによる情報拡散が、総合診療医の存在と重要性の認知を助けてくださっていることに感謝しています。

    我々総合診療医は、日本ではまだまだ未熟な専門職で、専門医が国に認められたのはまだ昨年のことです。このため、私自身も米国に渡り、免許を取り直してそれを勉強してきました。

    一方で、「ドクターG」によって、総合診療医の意義を、まれな病気の診断を見事にあてる名探偵のように捕らえられてしまったことは残念でもありました。

    私も大学病院で働いており、近隣の病院で診断がつかなかった患者さんの診断をすることも仕事の1つとしています。そして、そのような仕事だけならば日本に多くの人数が必要なわけではありません。

    しかし、総合診療医にはそれ以上に大切な存在意義があります。例えば東京のような都会では、病気を5つも6つも抱えた高齢者が5つ6つの診療科にかかったり、様々な診療科にたらい回しになることを防ぐということです。ひとりの総合診療医は100点は出せなくとも、その患者さんの健康管理の司令塔になり、殆どの病気で80点を出して体調を整えることができます。開業医や病院にこのような医師が数多く必要なのです。

    また、総合診療医の存在は専門科が撤退し「〇〇の病気は当院では診療できません」という状況の、地域医療の崩壊を支えることもできます。多岐にわたる病気を守備範囲とする医師として育てるため、診療を断る、ということがないのです。

    日本ではまだ内科医全体の1割にも満たない状況ですが、米国では内科医の半数が総合内科医、総合診療医とも言われます。我々の世代から総合診療医の育成を進め、患者さんを迷子にしない安心の医療を提供できる環境が整備できればと思っています。


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    総合内科医 医学博士

    「日本医療機能評価機構によると、2018年のわが国の医療事故による死亡者は年間293人と報告されていますが、米国との比較では何百分の1です。日本の医療界の誤診率がそれほど低いとは考えられません。誤診に対するNo blame文化が醸成されていない日本では、隠された誤診が膨大な数に上るのではないか」

    とありますが、まさにその通りだと思います。誤診した病気ほど、皆でしっかりと誤診にいたった経緯を分析し、今後同じよう過ちを繰り返さないように共有していくべきです。


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