首相、原告団と面会へ ハンセン病家族訴訟
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参院選の観点から言えば、首相は面会によって大きなアドバンテージを手にすることになると思いますが、それは今ここで言うべきことではないでしょう。国の長年の政策について、首相が被害者に面会して何らかの償いの意思を表明することは大変な決断です。被害者にとっても大きな救いになります。どのような言葉をかけるか、どんな形で謝罪の意を表明するのか、しないのかは、確かに大きな関心事ですが、面会することの意味の方がはるかに大きいと思います。オバマ氏は広島で明確な言葉での謝罪はしませんでしたが、式典に参列し被爆者を抱きしめた光景は歴史に深く刻まれました。
こういう局面になると、謝罪するかしないか、どんな文言を使うか、といったワーディングに注目が集まりがちですが、もっとも大事なのは、原告団のみなさんが面会してどう感じるか、首相の言葉をどう受け止めるかだと思います。
