ソニー、投資ファンド200億円 新興の技術取り込む
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ソニーがデジタル分野を中心とする技術的な目利きを担い、大和証券は企業同士の提携や新規株式公開(IPO)支援といった金融サービスを提供するとの事です。
IPOでは発行体の潜在的なポテンシャルも含めて投資家に訴求するエクイティストーリーが重要です。既に上場している会社には無い新規性の高いビジネスモデルであれば、投資家の適切な理解を促進し、フェアバリューを実現するためには尚更重要です。
技術の目利き能力のソニーと、技術力がもたらすポテンシャルを資本市場に対して適切に翻訳する能力が期待される投資銀行とが連携した投資ファンドの今後に注目です。毎週の様にCVC設立の報道が目立ちます。
これは世界的な現象で、Fortune100の77%がVCに出資し、52%が自社でベンチャー投資のチーム持つそうです。「CVCがVC界を飲み込む」と言った記事も↓
CVC設立やベンチャー出資は、プレス効果も大きく、投資するだけなら比較的容易ですが、ベンチャーと大企業という異分子間での「シナジー創出」は思ったより大変です。各社目的を明確にして進めていけると良いですね。
https://www.vccafe.com/2019/06/19/the-takeover-of-corporate-venture-capital/?fbclid=IwAR2WmBGcrIC_AfLVrZpBqSpsBDOUtEqOoUjuC3DD-3cAANCv5cOBhr7hNQcソニーが大和証券と共同出資にて200億規模の投資ファンドを設立とのこと。
一号のソニーイノベーションファンドは自己資金による100億程度のファンドでした。
領域はハードウェア以外にも多岐に渡っていた印象ですが、
事業部本体の技術部隊が技術DDを担うところが特徴的かと思います。
記事を読む限り、二号ファンドも投資領域は一号ファンドと変わらないようですが、今後の動向に注目です