[25日 ロイター] - 三菱重工業<7011.T>は25日、カナダの航空機・鉄道車両大手ボンバルディア<BBDb.TO>の小型ジェット旅客機「CRJ」事業の買収が完了した時点で、ボンバルディアが三菱重の航空機部門を相手取り起こしていた企業秘密を巡る訴訟は取り下げられると明らかにした。

ボンバルディアは昨年10月、三菱航空機の小型ジェット機事業を巡り、同社がボンバルディアの元従業員を採用して企業秘密を不正に入手したとして提訴した。

しかし、三菱重は25日、ボンバルディアのCRJ事業を買収することで合意した。

三菱重は訴訟に関するロイターの質問に対し、電子メールで「訴訟は当面の間停止されており、買収が完了した場合その時点で取り下げられる」と回答。「きょうは単に正式な合意に関する発表で、今後の計画は2020年初めに取引が完了し次第発表する」とした。