プラごみ国際枠組み合意へ G20会合、日本が提案
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ここ数年の間で急にフォーカスが当たり始めたプラスチックゴミ問題。
自分が外交に携わっていた頃にはほとんど聞かなかったテーマなのでどんな背景があるのか軽く調べてみると、
・NGO等市民社会は古くから取り組んできた問題
・国際舞台でのフォーカスとしては、一応2015年のSDGsにも「海洋ゴミ」という単語までは入っている
・2016年の伊勢志摩サミットで「特にプラスチックの発生抑制」というキーワードが盛り込まれている(最初に国際文書に出てきたのがいつかはよくわかりませんでした、、)
・(関係者に聞いてみたら)「海洋プラスチック憲章」を2018年にカナダと欧州諸国が採択した頃から急に重要アジェンダに浮上した
とのことでした。
強制力がなく実効性が弱いと批判されるG20ですが、
世の中が変わっていく動きはこうした地道な国際舞台での合意の積み重ねだとしみじみ感じさせられます。
今週末、日本のリーダーシップに期待したいです。再びエコバッグブームが来そう。
京都議定書の時に、第一次エコバッグブームが来ましたが、その後の、東日本大震災で原発停止→電力不足→火力発電→CO2削減目標もう無理→エコがうやむやに→エコバッグがむしろゴミになる…
という状態だと思ってるので、今度ので、いよいよエコバッグ定着でしょうか?日本は、今回のG20のレガシーの大きな柱としてプラごみ問題を位置づけていました。いまは経済や貿易での合意取り付けは難しいという事情もあったと思います。ただ、ようやく世界的なアジェンダになってきたプラごみ問題を具体的な政策へと育てていくのは、G20の議長国として当然の責務です。不十分な面もありますが、とりあえずはしっかりと仕事をしたと思います。国の外交力は、プランド力でもあります。「京都議定書」の「京都」の文字がどれほど日本のプランド向上に貢献したかを想起すべきです。環境の日本をもっとアピールしてほしいと思います。それは、他の分野でも大きな力になります。