マツキヨ・ココカラ提携、「経営統合」の前触れか
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かつては圧倒的なナンバーワンだったのが、ウエルシアの急拡大によって「追う立場」になったことがよく分かるニュース。業態間競争でもコンビニをジリジリ攻めている印象のなかで、PBや物流など規模が効くメカニズムをどれだけ効かせられるかは重要になってきてきます
マツキヨとココカラが経営統合すると、(単純な足し算とはいかないと思いますが)ウェルシアよりも店舗数が1.6倍、売上が1.25倍、営業利益が1.7倍とかなり追い抜きますね。
都市型のマツキヨとココカラが経営統合し、郊外に強みを持つウェルシアとのポジショニングをより明確にしていくのは、わりと理にかなっていると思いました。
■店舗数
マツキヨ+ココカラ:3008(=1654+1354)
ウェルシア:1874
■売上(億円)
マツキヨ+ココカラ:9764(=5759+4005)
ウェルシア:7791
■営業利益(億円)
マツキヨ+ココカラ:489(=360+129)
ウェルシア:290ドラッグストア企業の2018年の決算の結果は以下の通りです。
1位:6,952億円 ウエルシアHD
2位:6,732億円 ツルハHD
3位:5,642億円 サンドラッグ
4位:5,588億円 マツモトキヨシHD
5位:5,579億円 コスモス薬品
6位:4,570億円 スギHD
7位:3,909億円 ココカラファイン
8位:2,682億円 カワチ薬品
9位:2,681億円 クリエイトSD HD
10位:2,212億円 クスリのアオキHD
マツキヨ5,588億円+ココカラ3,909億円=9,497億円になります。
この業界は頭ひとつ飛び抜けた企業が存在しませんが、1兆円を超えるプレイヤーが
出てきたら、一気にそこからコンビニエンスストア業界と同様な再編があると思います。
最終的にはコンビニ三國志と同じく、3強による覇権争いへと移行していくと思われます。
戦略的提携がこの業界のキードライバーですね。