米FAA、6月下旬にも737運航再開許可へ=関係筋
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FAAやボーイングとしてはMCASという単独の機能について検証が甘い部分があり、これをクリアしさえすれば安全な飛行機である、という認識です。NewsPicksなど日本の皆さんの意見は、そもそもそのように適当な仕事をしているボーイングやFAAそのものが信じられない、というところまで来ていますので、これはもう信頼関係の問題です。
カナダや欧州の航空当局は予防線として、「FAAが認めてもウチの国は独自に判断するよ」と公言しており、おそらく各国の航空当局もこれに倣うことになるでしょう。今後FAAがボーイングの出してきたソフトウェア改修をどのような過程で認めていくかが注目されています。
なお、再開許可が順調に出たとしても、機体ごとのソフトウェアの改修や、パイロットに課されるであろう追加の教育が行き届くまでには時間がかかりますので、アメリカの旅行シーズンである夏場の運航には欠航などといった影響がでる恐れがあります。もっとも、各社すでに欠航となるおそれがある便は販売を差し止めるなどの措置を取っていますので、今持っているチケットが使えなくなる、などといった恐れは低くなっています。顧客のエアライン、最終顧客の乗客の信頼を失ったなかで、承認プロセスのタイミングと実際の運航再開タイミング、また運航再開後の稼働率という点でどうなっていくかを見ていきたい。