スマホ料金、分かりにくい「最大4割値下げ」表記 元Mobile記者が検証する
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注目のコメント
分かりにくさの課題については、一昨日のauの発表時にコメントさせていただきましたが、
https://newspicks.com/news/3888581?ref=user_273796
①整備面の不備による根本要因
②4割値下げ発言起因
の2つがあると考えています。
①は広告表現方法にルールに穴が多いため、より「目立つ」料金プラン表現にするために招いている複雑さ。
プロモーション上の表示料金を派手に謳うために、複雑な諸条件を組み合わせないとその料金にならない(提供できない)状況。
契約縛り期間中の価格変動や適用不可なユーザーが多い前提条件ありきの価格などは表現上の規制が必要と考えます。キャンペーン価格はキャンペーン価格、正価は正価で切り離し、広告やTVCM時にはあくまで正価を一番大きく表示する義務等を設けるべき。
条件組み合わせ後のプロモーション向け価格が、広告上の訴求として強く使えないとなると、そもそも複雑な条件を料金設計に組み込む必要性が薄れます。
②は官房長官の4割発言。この発言によりキャリアは「一部でも4割下がるパターンを作る」ことに奔走し、結果、一定条件をクリアした人は最大4割下がるよ、と4割条件達成をベースに料金プランを組んだこと。これにより、条件がより複雑化した、と考えています。
①の話ですが、今回のドコモ、auもかなり批判を浴びましたが、正直、通信会社の社員もこんな複雑なもの作りたくないと思うんです。
通信会社の社員も(私の知っている限り)そんなに悪どいことを考えたい意思もないし、通信を通して世の中に貢献したいと奔走している人が多い。
ただ、ルール上の抜け穴が大きく、誰かがやると追従しないといけない、そしてそれがSBのホワイトプラン以後堰が切れてしまったため、ビジネス戦略上は誰も止めることができない、という状態だと思うんですよね。
そのためにも規制官庁はキチンと仕事をして、誰も幸せにならないこの状態を正常に戻してあげて欲しいものです。【条件の説明コストを考えてみたり】
米国T-Mobileの「T-Mobile One」を使っていたのですが、50GBまでのデータと通話・SMS無制限、Netflixバンドルされて1人だと70ドル、2人だと120ドル、3人だと140ドル、以降1人追加で+20ドル、という料金でした。※印の条件もあるのですが、それによって料金が変わる訳ではありません。
提示する料金を固定すれば分かりやすいし、説明も簡略化でき、T-Mobileのようにオンラインでの乗り換えなどが可能になって効率性が高まると思うのですが。色々な事情はあると思いますが、顧客からすれば、単純にシンプル化ができるかどうか、やるかやらないかの判断でしかないのも事実だと思います。以前から思っていたが、携帯電話の料金体系ってホントわかりにくい。例えば家族割で半額とかいっても、基本料金が半額でそれ以外にあれこれと付いてきて実際の割引率は知れている。
複雑でイメージ先行で他社との比較を困難にさせているし、高齢者など詳しくない人が必要もないオプションに加入させられて無駄金を払わされているというようなことはあるだろうと思う。
まったくユーザーフレンドリーじゃない仕組みだと思う。