「終身雇用守るの難しい」トヨタ社長が“限界”発言
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経団連/中西会長の発言に続いて、トヨタの豊田社長までが終身雇用は難しい、と発言。終身雇用、年功序列、新卒一括採用等、雇用の流動化を妨げて来た、旧来の大企業の仕組みは明らかにスピードが早い現代に合っていないので、さすがに変わっていくと思う。バブル世代は逃げ切れるだろうが、40代前半までの就職氷河期世代で大企業にずっといる人たちは早期に向き合わないといけない。
同一労働=同一アウトプット→同一賃金という考え方からも、優秀で成果を出す若手は今までは安い賃金に抑えられていたけど、見合った給与を貰うようになると思うし、年功序列で今までは昔取った杵柄で(現在は活躍していなくても)高給を食んでいた中年社員は、一転して相応の給与になるのがあるべき姿。プロアスリートと同じ世界になり、常に努力して、最適な場所を選んで働くようになっていくと思う。
注目のコメント
経団連・中西会長の発言後、堰を切って、ですね。
この後、この手のコメントが続出することでしょう。
終身雇用を前提に逃げ切りを図る面々にとっては看過しがたい発言なのでしょうし、これから非難の声が多々上がることでしょうが、制度疲労に陥った仕組みをゼロリセットするという点では、これから世に出る世代にとっては必ずしも悪いことではないと思いますし、正規社員/非正規社員という現代の身分制度を突き崩すうえでは、前向きな側面も見出せるのではないでしょうか。重鎮(中西さん)がパンドラの箱を開けて次が続きやすい状況。
事実を言葉遊びでオブラートに包み逃げるより、現実を受け止め対策を練る方が個人にも国家にとっても健全です。
労働市場の流動性は高まりスマート化も加速しそうですね。
次はリンダグラットンさんが指摘している若手雇用と育成を誰が担うのか案件の議論が盛り上がるか注視したい。ひとつのものに縛られることに慣れていて、むしろそっちの方が幸せという方には大変なストレスですね。
(NPにはそういった方は少数派なのかもしれませんが、それなりに規模の大きい企業の産業医も担当している身としてはまだまだ多数派のように思います)
ただ、残念ながらこの流れは今のところ止められそうにありません。
人間にとって変化はストレスです。
しかし変化の激しい現代、変化はデフォルトであってこれからの安定は沢山の不安定な土台の上に成り立つんだ、くらいのマインドセットを持ち合わせていた方が長期的に見て精神衛生面からも得策のように感じます。