【初告白】新浪剛史が明かす、「サントリー転職」と「その次」

2019/5/7
ここ数年、大企業の社長人事を彩る「プロ経営者」たち。
複数の企業をトップとして渡り歩く経営の専門家たちは、企業再生のキーマンとして脚光を浴びてきた。
その一人として知られるのが、サントリーホールディングスの新浪剛史社長だ。ローソンからサントリーに“転職”したのが2014年。それから5年の歳月が流れようとしている。
新浪社長は、プロ経営者としての自身の実績と転職をどう振り返るのか。また、「サントリーの次」をどう考えているのか。
NewsPicksは、経営者としてのキャリア観を本人に尋ねた。
メディアに初めて明かされた内容も含まれる、貴重なインタビューをお届けする。
新浪剛史(にいなみ・たけし)/サントリーホールディングス社長
1959年横浜市生まれ。1981年三菱商事入社。1991年ハーバード大学経営大学院修了(MBA取得)。1995年、ソデックスコーポレーション(現LEOC)代表取締役。2000年、ローソンプロジェクト統括室長兼外食事業室長。2002年、43歳でローソン代表取締役社長。2014年より現職。

ローソン時代の「うわさ」の真相

──2002年、新浪さんは43歳の若さでローソンの社長に就任しました。
新浪 ローソンの社長に就任した頃、僕は社外からえらく堅物な人間だと思われていました。その理由は、僕がいきなり改革のために大ナタを振るったからでしょう。