【イアン・ブレマー】日本が世界から期待される4つの役割

2019/5/5
平成の日本は、リーマンショックによる世界経済危機、阪神淡路、東日本大震災など、国内外で大きな動きを経験してきた。
新たな令和時代を迎えるなか、日本はグローバル社会の中で、どのような方向に向かっていくのだろうか。
NewsPicks編集部は、地政学研究の世界的な第一人者、ユーラシアグループ創業者兼社長のイアン・ブレマー氏を直撃。国際社会における、日本の現在の立ち位置や今後、期待される役割について聞いた。
Ian Bremmer(イアン・ブレマー)
1969年生まれ。1994年、スタンフォード大学より博士号を取得。同大学フーバー研究所フェローを経て1998年、地政学リスクがグローバルビジネスに与える影響について企業向けにアドバイスを行う専門コンサルティング会社ユーラシア・グループを設立。
これまでの主要著書に『Gゼロ後の世界:主導者なき時代の勝者は誰か』(2012年)、『スーパーパワー ─ Gゼロ時代のアメリカの選択』(2015年)、『対立の世紀 グローバリズムの破綻』(2018年)などがある。
日本は超高齢社会の模範になれ
──平成時代、日本は少子高齢化が進み、高齢化率は世界一となりました。国際社会において、現状の日本の立ち位置をどのように見ていらっしゃいますか。
ブレマー:日本が経験しつつある超高齢化は、世界の全ての国が20年、50年後には必ず経験することになる。高齢化は課題とチャンスの両方をもたらすが、日本がどのように対応していくのか。その経験はとても貴重なものとなるだろう。
世界は日本を超高齢社会のリーダー、模範として見ていくことになる。