エリート街道を外れてカフェ経営。国分寺から発信する新しい経済
2019/4/30
特典のないファンド
国分寺駅から徒歩数分。国分寺街道へ出る少し手前、大きな三叉路の角にレトロモダンな雰囲気の喫茶店がある。扉をあけて店に入ってみると、清潔感のある服装をしたスタッフが、気持ちのいい笑顔で迎えてくれた。
1階の片隅と、2階へ続く階段の壁際に、書籍がずらりと並ぶ。店のスタッフがセレクトした新書と古書が中心で、どちらも購入できるという。品のいいアンティーク家具が余裕を持って配置された2階の客席では、ふたりの女性客が本を読んでいた。
そこには静かで、穏やかな空気がただよっていた。お店の外と中で、時間の流れが少し違うようにも感じた。
2017年3月にオープンしたこの「胡桃堂喫茶店」は、少し変わった方法で開店資金の一部を調達した。
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この連載について
人々の価値観が多様化し、複雑化する現代社会。教育改革実践家の藤原和博氏は、そんな時代に「希少性のある人材=稼げる人材」になるためには、「3つの分野で100分の1の希少性を獲得し、その掛け合わせで100万分の1の存在を目指すことが大事」と語る。
とはいえ「具体的にどうキャリアを掛け算すればいいかわからない」という人も多いかもしれない。
NewsPicksは藤原和博氏とコラボし「ミリオンズ」という連載を開始。本連載では、編集部が「100万人に1人の人材( The Millionth/ミリオンズ)」だと評価した人物を、ジャーナリストの磯山友幸氏、ライターの川内イオ氏が取材。彼らはどのようにして「100万人に1人の人材」になったのかー。
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