(ブルームバーグ): ビデオ会議サービスの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの時価総額は新規株式公開(IPO)後の上場初日となる18日に90億ドル(約1兆円)余りに達する見通しだ。 ちょうど2年前の資金調達時の評価額の9倍強に相当する。

ブルームバーグの集計データによると、ズームは17日のIPOで1株36ドルで2090万株を売却し、7億5100万ドルを集めた。IPO価格は仮条件レンジ(33-35ドル)を超える水準だった。

ズームのIPO規模はリフトの23億4000万ドル、トレードウェブ・マーケッツの12億4000万ドルなどに続く米市場で今年4番目の大きさ。ピンタレストは17日のIPOで約14億ドルを集めた。

ズームは、年内上場を目指してきたテクノロジー業界のユニコーンの中で利益が出ている数少ない企業の1つ。2019年1月通期の純利益は760万ドル、売上高は3億3100万ドルだった。

原題:Profitable Zoom Video Tops $9 Billion Valuation After IPO (1)(抜粋)

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