LIXIL潮田氏退任、機関投資家が要求 臨時総会へ
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注目のコメント
瀬戸さんに対する期待が大きかったと思いますね。
しかも、弁護士による調査報告書で明らかになったとおり、
『瀬戸氏に辞任の意思がなかったにもかかわらず、潮田氏は「瀬戸氏が辞任する意思を持っているかのような発言をして指名委員会を招集し人事案を決めた」などと指摘。瀬戸氏には「(瀬戸氏を退任させる人事案は)指名委員会の総意であり、覆すのは困難」などと伝えた。』
という潮田氏の戦法があまりにセコかったので、そんなガバナンスを許してなるものかという機関投資家が声を上げたのでしょう。
同社の株価推移は”潮田の乱”以降、TOPIXを30-40%アンダーパフォームしている状態ですので、株式市場は大方、潮田氏のやり方に疑義を唱えているように見えます。驚きは全くない。
経営者交代についての調査報告書が出たが、情報を十分伝えず結論ありきで交代に至ったことが伺える(①、②)。そのプロセスや、またこれまで経営者を藤森氏・瀬戸氏と変えて、その時のポリシー・背景も変わっている中で、トップとしての素質に疑義が出てくるのは驚きはない。
であれば、株主として資金を預ける経営者として他の人を求めていくというのは、お金を投資家から預かる責任としてもしていく必要がある。③は経営者交代についてプロセスの説明をブラックロック及びマラソンAMが送ったというもの。ブラックロックは解任要求までやるか分からないが、マラソンは今回も入っている。
そして自社では提案をしない投資家も、株主提案があったときには会社提案と比較して株主利益のもとに判断するプロセスが入る。創業家の保有分は一桁%だったと思うし、結構厳しい戦いになるのではないかと思う。
①https://newspicks.com/news/3441575
②https://newspicks.com/news/3725599
③https://newspicks.com/news/3688209この人事の評価は9月末から直近までのLIXIL株価が▲34%も下げ、東証株価指数の▲12%を大きく下回っていることで審判が出ていると思います。
外国人持ち株比率が3割あり、特定株が3割程度ですので、解任要求は票を集めるかもしれませんが、問題は新経営陣でしょう。瀬戸さんは余程のことがないと戻らないのではないでしょうか。瀬戸さんに注目ですね。