ユニクロを変えたクリエイターは誰だ? 柳井正が「才能」に投資する理由
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記事中のジョン・ジェイ氏を柳井氏に紹介したのが、知る人ぞ知る独立系のブランドコンサルタンシーであるシー・アイ・エー(CIA | the brand architect group)を率いるシー・ユー・チェン氏。記事中のユニクロ都心一号店の原宿店などもシー・アイ・エーが手がけてます。
CIAには、私も一時期、博報堂ののち、ストラテジストと在籍していました。上場前のユニクロのコンサルティングや、青山フラワーマーケットのプロデュースなどで2000年前後に名を馳せ、最近ではLCCのPeach(ピーチ)など、ブランド創造において数多くの実績を誇っています。
なお、CIAは、チェン氏が柳井氏にジョン・ジェイ氏を紹介した当時、ファーストリテイリングの経営陣だった玉塚さん(のちローソン社長、現・デジタルハーツHD社長)と澤田さん(現・ファミリーマート社長)が設立したリヴァンプ傘下となり、現在も数々のトラックレコードを築いています(https://www.cia.tokyo/)。
最近、電博出身のクリエイターやストラテジストが独立して「クリエイターによるビジネス創造」などと、あたかも新しいことのように言っていますが(例えば、https://newspicks.com/news/3537837/)既に四半世紀以上前からこういう動きはずっとあったわけで、やっとそれが市民権を得てきたのが今、なのかもしれませんね。
追記:考えてみると、クリエイターがビジネスをプロデュースするってのは、四半世紀どころか、それ以前の高度成長期もバブル期にもあった話で特に新しい話じゃないんですけどね。柳井正をここまで惚れさせるジョン・ジェイと佐藤可士和さんは本当に凄い。
特にジョン・ジェイがユニクロに入社するのは、出会ってから10年以上経ってから。
その間、柳井さんは、ずっと声をかけ続けた。
こんなに愛されるのは、羨ましくて仕方がないです。(記事より)
そういう「編集者」の視点で、ユニクロの服やブランドに磨きをかけてほしい。何かをつくるということは、何を選んで何を捨てるかを決める「編集」みたいなものだと思いますから。