「ドナー登録手続きは」日本骨髄バンクに反響 池江選手公表で
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わが党は、青年局を中心にして、骨髄ドナー登録推進の運動を行ってきました。
青年局の仲間であった日比健太郎名古屋市議が2016年11月に急性白血病院で35歳という若さで命を落としました。
日比さんは骨髄移植を希望し、4人の適合者が見つかりましたが移植には至りませんでした。病床で彼が訴えた骨髄ドナー支援策を我々は日比プランと呼び、全国で仲間の自治体議員ががドナー助成制度創設に関する議会質問や意見書の採択を行なっています。また、党職員のドナー休暇制度創設やドナー登録会の開催なども行なってきました。
私は、かつて青年局長として、この運動に仲間とともに取り組みましたが、現在は国民運動局長として、成人式会場近くでの若者へのドナー登録を呼びかける街頭活動の展開等を行なっています。
今年の成人式では、豊島区の成人式会場近くで、次のようなビデオを流して街頭活動を行いました。
https://m.youtube.com/watch?v=svgGCTaWxP0
注目のコメント
白血病は血液のがん(漢字の癌は上皮系のみをさす)です。
基本的には化学療法±骨髄移植で治療を行います。
強力な化学療法で自身の骨髄(血を作るところ、骨の中心にある)の腫瘍細胞を限りなくゼロにしますが、同時に正常な造血幹細胞も障害されるため、その後に骨髄移植で他者の造血幹細胞を移植します。
感染などの合併症と戦いながら、闘病していくことになります。
骨髄バンクへの登録の詳細はリンクを見ていただければ、と思いますが、登録の内容を理解された上で諸手続きがありますが実際の登録は2mlの採血があるくらいです。
通常、血液型は赤血球の膜にあるタンパク質の型を表しますが、骨髄移植において重要なのは新しい骨髄幹細胞から増えた血液・白血球が自分の体を攻撃しないかどうか、です(GVHD、移植片宿主反応)。ですので、白血球の方、HLAをドナー(あげる方)・レシピエント(もらう方)で合わせる必要があります。兄弟姉妹なら25%あいますが、他人だと数万分の1しか合わないと言われています。ですので多くの方に登録していただければ、それだけ助かる患者さんが増えることになります。ぜひご協力をお願いします。
また、治療経過中に輸血も多く必要になります。
池江さんだから、というわけではありません。ただそれでも皆様が知るキッカケになったのであれば良いことかと思います。みんなでみんなを救えるような社会が望ましいと思います。
骨髄バンク登録
http://www.bmdc.jrc.or.jp/generalpublic/donor-entry.html
急性骨髄性白血病
https://ganjoho.jp/public/cancer/AML/index.html
急性リンパ球性白血病
https://ganjoho.jp/public/cancer/ALL/index.html白血病の治療において、化学療法で寛解しない時には骨髄移植が次の手になります。
骨髄移植を受ける側をレシピエント、骨髄を提供する側をドナーと言いますが、血液の輸血が血液型や不規則抗体に依存するように、骨髄移植では拒絶反応が起こらないように、HLA型がドナーとレシピエントでうまく適応できるかどうかが治療の要になります。
多くの方々が骨髄バンクに登録していただく事によって、救える命は増えるでしょう。
iPS細胞では、誰にでも輸血できる血液が研究されています。同じように、誰にでも提供できる骨髄が生み出されれば、さらに多くの人が救えるようになるでしょう。
池江選手は不幸にも白血病になってしまいましたが、これをきっかけに皆さんが白血病についてもっと知るようになり、将来に繋げなければなりません。
池江選手の治療成功を祈るばかりです。