中国、春節消費に減速感 売上高の伸び初の10%割れ
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春節に古い友人と会った。
中流以上の経済力を持っていたが、外食はせず、コックさんを呼んで自宅で食事を作り、一緒に食べた。お酒もが洋酒のような安物ではなく、かなり高級な白酒を飲んだ。
外食の金がなくなったわけではないが、コックさんを呼んで食事を作り、一緒に食べる、そのほうが金がかかる。
ほんとうの友情を温めるときには、このようなやり方で示す。
ずいぶん変化した。
数年ぶりに自宅まで上がり、見た家具もインテリアも高級感があるが、いろいろなものを買い集める方法はやめ、ほんとうに統一したコンセプトで物を買っている。
雑食の時代が終わったかなと思った。
私も今年の春節はほとんど買い物しなかった。お金が無くなったわけではない、もういらないものを廃棄する。
日本から持ってきた数千冊の本を整理し、中国語の本を数百冊を廃棄した。日本語の本もいいものを選んで、大学に寄付していく。
繁華街に何度も足を運ばせ、みんなの消費状況などを見た。客は少なくなったという感じはない。東京の銀座で見た中国人のように何個の紙袋を持っている人は少なくなった。
者がかなり足りていると感じる。中国の中間層はモノ消費からコト消費へとシフトしており、「国内の小売・飲食業による売上高」だけで判断するのではなく、海外も含めたサービス消費の統計も考慮すべきです。公式統計はありませんが、伸びているのは間違い無いと思います。
海外旅行者が700万人に達したと記事にもありますが、海外での消費が増えれば国内の消費は減るのが当然です。それでも8%強と、国内消費は安定成長しています。
「訪日中国人の1人当たりの消費額は15年をピークに3年連続で減少」(記事引用)していますが、理由は明白です。
一つは、記事にもあるように「旅行の主目的が買い物から観光地巡りなどに移ったこと」。もう一つは、海外旅行に行けるようになった中間層が拡大していることです。
以前は富裕層の爆買いが注目されましたが、クルーズ船などで日本を訪れる訪日中国人は増えており、この層の人たちは百貨店での高額商品ではなく、ドラッグストアなどでの低価格の消費がメインです。
この層が増えれば当然「一人当たり」で見る消費額は低下します。景気減速とは関係ありません。「総額」で見るべきでしょう。ふと周りを見渡しても、「今年の春節は、家にいる。去年は旅行にいったけど」と言った友人がチラホラいて、中国経済の減速を肌で感じた気になっておりました。
一方で、記事の本文を読むと、
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もっとも国内旅行全体で見れば陰りが見える。期間中の国内旅行客は4億1500万人と前年比約7%増となり、18年は約12%増だったのと比べ伸びは鈍化した。
海外への旅行者は700万人に達し、過去最高となったもようだ。
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とのことなので、春節期間の国内・海外への旅行割合は、今でも増加しているのですね。