切断しても元どおり ゴムの新素材を理研などが開発
NHKニュース
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自己修復は、ポリマー鎖の運動性の高さと、鎖中のヒドロキシ基等水素結合ポイント密度の2点が主要なポイント。素材の丈夫さや耐熱性や耐水性と、修復のしやすさは一見トレードオフに思える。けど、日本の化学者は画期的な発想でこうしたトレードオフを華麗に乗り越える。日本のマテリアル化学は間違いなく世界最高峰。
プレスリリースはこちら。
http://www.riken.jp/pr/press/2019/20190207_2/
顕微鏡レベルの自己修復はよく聞きますが、数分でここまではっきりと修復できるのはすごいです。
「今回開発したポリマーは簡便に合成可能であり、置換基の適切な選択によって熱物性および機械物性を制御できることから、さまざまな環境で自己修復可能でかつ実用性の高い新規機能性材料の開発に大きく貢献すると期待できます」と、応用をかなり意識した研究ですね。
研究予算は何かと話題になるImPACT。こういうのが一つ出るだけで十分合格点です。面白い!
切断していなくても、同じ素材を近づければ同様にくっつきそう。そういう意味では、このゴム素材+表面加工(表面加工している部分にはくっつかない)みたいな組み合わせで応用を探していく感じか。あとは、元通りになる=元の形から壊れるのも簡単だと思うので、そこのバランスが重要そう。
どんな応用ができるか楽しみ!