電子たばこが顔面で破裂、24歳男性死亡 米テキサス州
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電子タバコの破裂による死亡例が米国で報道されました。はじめての事故というわけでは必ずしもないですが、若い尊い命を一瞬で奪う事故が起こったことは、電子タバコへの反対意見をさらに加速するでしょう。
電子タバコは禁煙治療の一手段として用いられはじめたもので、現在でもこの電子タバコを使って禁煙治療をまじめに頑張っていらっしゃる方もいます。少なくとも従来のタバコと比べれば健康被害が少ないだろうという見解は、多数の研究結果からある程度一致して得られたものです。
一方で、従来から問題となっていたのは、喫煙習慣のなかった若者による娯楽としての利用です。簡単に手に入ること、そのデザイン性、500近くもあるブランド、8000近くバリエーションのあるフレーバーが若者の心をくすぐり、これまで喫煙習慣のなかった人に多くのニコチン中毒を生みました。
電子タバコは液体を中に詰め、その蒸気を吸うような構造になっていますが、液体に8000種類もある様々なフレーバー成分が含まれ、それらの安全性に科学的実証がなく、今後様々な健康被害を生む可能性が懸念されています。
これに加えての破裂事故。あってはならない死亡事故を起こしたことで、電子タバコの社会問題としての位置付けはさらに高まるものと思われます。日本でも加熱式たばこが徐々に拡大を見せていますが、いずれは同様の議論が起こるものと思われ、コメントさせていただきました。電池はエネルギーの塊、そして熱もある中で使用環境としては結構過酷だと思う。
英語記事もググってみたのだが、メーカーまでは分からず。たばこはニコチンなどゆえに規制が多いが、電子タバコのハード自体についての安全性の承認プロセスなどはどこまでしっかりしているのだろうか?