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インフルの"治療証明書"という壮大なムダ - 医療現場の負担増を考えていない

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注目のコメント

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    プロとして、こんなコメントをするのが適切かはわかりませんが、現場の実情や実感といった新聞では読めない行間を読めるのがNewsPicksの良さだと思うので、あえてコメントします。

    「壮大なムダ」であることは、もはや国や地方自治体もわかっていることではないかと想像します。現に、医師による治癒証明を廃止して、両親による発症日の記載や学校医の判断で治癒証明書を作成、提出させている地区もあると聞きます。医師も両親や本人の発症日をもとに推定しているので、その質は同等です。

    我々は、インフルエンザ流行期には、60分の診察枠で20人、30人の診療を求められることもあります。数字をみただけでどれだけの影響があるか直感的にわかっていただけると思います。

    この障壁の原因には、記事が指摘するように、学校や会社の文化もあるかもしれません。しかし、学校は学校保険法に縛られ、会社も本当に自己判断で大丈夫か?と心配になるのも理解できます。実際には、発症日、解熱日の記載があれば済むことで自己作成が可能で、そのような誘導が起こって然るべきです。

    (ここからは、できれば半目を瞑って読んでください。)実は、そのような誘導が起こらない根っこの原因は、医師会にあるのではないかと考えてしまいます。外来診療は出来高払い、やればやるほど儲かります。クリニックは患者さんが多ければ多いほど収入になるのです。インフルエンザの検査、処方、診断書作成。再診による治癒証明の作成。毎年1000万人の患者。高価な新薬。安定した経営のために必要なのは収入です。そのクリニックのオピニオンリーダーは医師会です。

    これは私の想像で、間違いかもしれません。しかしだとすれば、会社や学校に文化を変えよう、と働きかけても徒労に終わり、すぐに検査をしましょう、薬を飲みましょうという風潮は変えられないでしょう。外来の支払いシステム、病院の質評価の制度改革など、国家レベルの抜本的な改革なくして、この問題は変えられないかもしれない、と私は感じています。



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    東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授

    無駄なのはよーくわかります。私も証明書なんていらないことには賛成。日本は色んな所で無駄が多すぎます。

    一方で、例えば共働きのご家庭があったとしてインフルエンザを発症した子どもの世話ができないので治ったことにして学校に出してしまうなんてことが起こらないのか心配です。そこをちゃんとしないと、結局ウイルスを再度撒き散らしてしまうことに。でも、それはその人のモラルの問題ですね。


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