P&G初出展に感銘。豊作だった「CES2019」から考察するコミュニケーションの近未来
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注目のコメント
P&Gは、色々とお話なども伺っていると、今まで培ってきたものもあるので動きはちょっとゆっくりだけれど、確実に変わりつつあると実感しています。CESでの挑戦は面白いですね。叶姉妹がコミュケに出た感じというと言い過ぎかもですが…本気を出してきたら凄そうです。
これからのマーケティングにもいくつかのポイントがあると思っているのですが、大きく気にしていることが二つあります。
マーケティングの不都合な真実があぶり出される事態にどう対処していくのか?と、ターゲットが人ではなく人はもう当たり前で、その人のこの瞬間になっていく時代にどう対応していくのか、です。e-BayのCMOの「今この瞬間に何かを売ろうとしていて、ユーザが興味を持っている瞬間もしくは興味がある分野にパーソナライズさせることを目指しています」という発言はまさに、統合された個人への働きかけの先にある、瞬間瞬間への意識を表していますね。
また、スマートスピーカー登場したことで、3年くらい前から音声入力の実践的な利用方法にみんなの気持ちが向きまくっていることは忘れてはいけないでしょう。ここでは、新しいマーケティングを考えるなら、文節が不明確で文章構造が他言語とあまりに異なる日本語は、意味をあまり持たない。いずれにせよ、デジタルトランスフォーメーションとそのとに必要な恒常的なスピード感考えるなら、これからはバイリンガルかトリリンガルがマーケティング業務を行う人の基本になっていくのでしょうね。P&Gというのは面白い会社です。過去5年の決算を見ると売上、利益は下がっているんですが、株価はボックス圏の中でもみ合っていてついに重そうな上値を飛び出しそうです。つまりそれだけ期待されている。この上値を突破すると歴史的高値です。まあ、ダウ全体と似たような動きですが、ここ1年は相対的に期待されています。
マーケティングとしては、世界でも有数のP&GがCESに出展したという話は、確かに同社は一般消費財メーカーだけにちょっと違和感があって、ニュースですね。引用部分の考え方は、非常に重要です。特に大企業の新規ビジネスは、このような考え方で何か新しいビジネスをスタートさせても良いと思いますよ。
<引用>テクノロジーを消費者インサイトと組み合わせることで、イノベーションを提供可能にしているという。それは、とても重要な質問「What if? (もし~なら)」から始まるというのだ。