JOC竹田会長、7分で会見打ち切り 質問受け付けず
朝日新聞デジタル
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注目のコメント
記者会見という形式はとっていますが、質疑がないため、会見というよりは、コメントを読み上げる場を撮らせただけということになります。予想されたこととはいえ、テレビ中継を見ていて、あっけにとられました。渦中の本人が質疑応答で言質をとられれば、仏当局の調査への影響が避けられなくなるという判断でしょう。東京五輪の開催が来年に迫るなか、国境を越えた汚職疑惑を抱えたまま、国際的な信用が維持できるのか。心配な事態が続くことになります。
フランス当局が問題にしているのは、賄賂もさることながら、ペーパー会社を使った資金洗浄だという点を見逃してはならない。ヨーロッパでは、テロ組織への資金流入を阻止するため、あらゆる資金洗浄に対して厳しい態度を取っている。
招致委員会からブラック・タイディング社への支払いが収賄にあたるのか正当なコンサルティングの対価なのか(=竹田氏は今後訴追されるのか否か)という点に関心が集まりがちですが、竹田氏一人の問題でもJOCだけの問題でもありません。
招致をめぐって過去不正がくり返され、立候補都市とIOC委員の接触を禁じるという対策を取っても、コンサルという存在を通して不透明で巨額のカネが動く五輪招致の問題が何も変わらなかったという本質的な問題にもっと焦点があたってほしいと思います。