【竹内純子】2019年を日本の“社会インフラ再生元年”に

2019/1/6

電力インフラのあり方

今さら自己紹介でもありませんが、私の専門は環境・エネルギー政策、特に電力を巡る諸問題です。
電力システムは、言うまでもなく国民生活になくてはならない社会インフラの1つですが、2018年を振り返ってみると、電力に限らず、日本の社会インフラの将来について考えさせられることが多くありました。
きっかけは、2017年に上梓した「エネルギー産業2050年  Utility3.0へのゲームチェンジ」の中で、今後の電気事業にインパクトを与えるメガトレンド「5つのD」の1つとして、人口減少・過疎化(Depopulation)を取り上げたことでしょう。
高度経済成長期に集中的に投資が進んだ日本の社会インフラは、高経年化し、更新時期を迎えています。