ゴーン前会長「このままでは絶対に納得できない」
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新旧特捜部長による師弟対決、日本と海外の刑事司法対決、何より日産の救世主とかつての弟子たちの対決と、いろんな意味合いのある激しい裁判になるでしょう。ただ、たとえ名誉回復を図れても日産への復帰など権力を再び握るのは難しいでしょう。起訴された案件、起訴されなかった日産の私物化の問題、そしてルノー・日産・三菱の問題とそれぞれを分けながらも関連付ける複眼的な思考が求められる裁判でもあります。
それと、これで特別背任や業務上横領などの立件はないと考えるべきなのでしょう。
*不明を恥じます。今、特別背任容疑で逮捕の速報が来ました。失礼しました。当然だよね。
カルロス・ゴーンが、如何に強欲な独裁者だったとしても、
2011年3月期から18年3月期まで8年にわたり毎年、
法人(日産)と個人(ゴーン)間で覚書を交わし、
退職後に報酬を受け取ることになっていた事実を、
志賀、西川ら日本人トップが全く知らなかったはずはない。
ゴーンの報酬が突出していたら、株主総会でとっちめられる。
それを恐れ、回避したかったのは、ゴーンだけじゃない。
むしろ日本人経営陣が知恵を出し、進言した可能性もある。
ゴーンは覚書を結んだ経緯とか、記者会見で洗いざらいぶちまけ、
国際世論に訴えるでしょう。英、仏、スペイン、ポルトガル、
アラビア語でまくしたてる発信力は桁外れです。
(覚書にゴーン本人のサインがある年と、ない年があるとも聞きます。
覚書は、果たして契約書なのか。報酬は本当に確定していたのか)
西川社長らが動かぬ証拠を摑んだなら、それをゴーンに突きつけ、
取締役会で辞任を迫るのが、企業ガバナンスの本筋なんです。
ところが、そんなことをしたら、クビを切られるに決まっているから、
西川社長らは国家権力(特捜検察)に助っ人を頼んだ、
何とも情けない平成版「本能寺の変」と言う外ない。
しかも、特別背任や業務上横領、脱税と云った「破廉恥罪」ではなく、
有価証券報告書に虚偽の記載をした疑い(金商法違反)だからね。
おまけに、否認するゴーンに泥を吐かせるため、
小菅の独房(3畳間)に1カ月以上拘留し、「泥を吐け!」と、
自白の強要をしたと、国際社会から白い目で見られています。
かなりヤバい!
平成版「本能寺の変」は未遂に終わるかも。
最新号のFACTA(12月18日発行)、ばっちり書きましたよ!
☆検察VS.ゴーン「我慢比べ」
特捜部は長期勾留の中で違法性の認識を認めさせようと躍起。絵に描いたような自白の強要ではないか。
https://facta.co.jp/article/201901044.html今回の事件、有価証券報告書の虚偽記載で逮捕されていますが、
その虚偽記載は、一般的にニュースで見かける財務諸表の粉飾ではなく、
個別役員報酬額の開示の虚偽記載という、監査報告書での保証範囲外の、
決算短信や株主総会招集通知に記載されないマイナーな箇所の虚偽記載でした。
個人的感覚は、「え、そこの虚偽記載容疑で逮捕が必要?」です。
逮捕当初、これはいわゆる別件逮捕と私はみており、
「本命」は業務上横領や特別背任にあるのではないかと見ていました。
ですが、これらの罪で逮捕されることもなく、今に至っているわけで、
アンバランスさが拭いきれない展開です。
とはいえ、ゴーン氏の公私混同と思われる会社資金の私的流用と言えなくもない話が
報道されていたり、事実関係がどうなっているのか、第三者にはさっぱり分からなくなっています。
是非とも、法廷の場でこれらをつまびらかにしてほしいというのが、個人的願いです。