【前田裕二】「個」の時代に取り残されない人材になる戦略

2018/12/24
いまもっとも注目される経営者のひとりであるSHOWROOM代表取締役社長の前田裕二氏はとにかくいつでもどこでもメモをすることで有名だ。
メモするだけでなく記録したことをできる限りノートで抽象化して日々の業務にフィードバックしていくという。
「メモは自分の脳を不要なことに使わないための外部ハードディスク」と話す前田氏は、日々膨大な量のメモをとるだけではなく、さらにビジネスを加速させるために「ファクト→抽象化→転用」とフェーズを分けてメモを使いこなしている。
そんな前田氏の渾身のメモ術をまとめた新著『メモの魔力』が本日発売される。
本記事は『メモの魔力』より、前田氏が「世の中の今後のトレンド」について触れている箇所を抜粋して掲載します。
【前田裕二】業界一のメモ魔「メモとはノウハウではなく姿勢だ」

「アジェンダ」を持っているか

前田 自分とは何か? 自分が本当に望んでいるものは何か? それを明らかにするときにもメモは本当に役立ちます。
今後、今まで人間がやっていた作業的な仕事のほとんどは、機械にタスクとして任せることができるようになっていくでしょう。
そうしたAI時代においては、機械に代替できないような人間らしい生き方をしている人、そして、人の中にある「感情」そのものに価値が集まるようになります。