「次の質問をどうぞ」河野外相 会見で質問を繰り返し無視
NHKニュース
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注目のコメント
後に公開された全文を見ると、河野外相は4日の記者会見で日露交渉に資するところがないので、交渉外で政府の考えを述べるのは差し控えるのが政府の方針だと明確に説明していますね。
その上で11日の会見では、改めて、記者は説明するのは差し控えるのは政府の方針だということですが、と前置きした上で、あえてそれを無視した質問をしています。
河野大臣としては、相手もわかっていながら無視した質問をしたので、こちらも無視するという態度をとったと推察されます。
どうもこういう一部を切り取って一方的に河野大臣が無視したという形の報道は、何れにせよ日露交渉に良い影響を与えるとは思いません。
内政問題ならともかく、外交問題、特に領土問題に絡むような外交交渉については、記者ももう少し慎重になって欲しいと思いますし、ましてや政治的に利用するのは控えて欲しいと思います。その件に関してはコメントを控えたいだとか、単にノーコメントと発言するのではなく、意図的に「次の質問をどうぞ」と発言していることの意味を探ることが大切であり、誠実さが感じられないとか資質がどうとかの論評はそれからでも遅くないはずです。
そのうち、ご本人お得意の「ツイート」で意図の表明があるかもしれませんが。
大臣がなぜそう受け流したのか、ツイートを待つまでもなく、既に記者団もメディアも真意はわかっているのでしょう。辻元氏のコメントは、メディア側が今回の事態を「取り繕う」ために付け加えているように見えます。世間知らずな大臣なら、質問に対して冷静に受け流すのではなく、回答の代わりに感情であれこれ喋ってしまうところでしょう。