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注目のコメント
この種の議論では、出産直後のことばかりが取り上げられがちですが、実際には「その後の長ーい子育て期間」の間のことも重要です。むしろ、出産直後は、2年ぐらいの間だけ、出血覚悟で人を雇って乗り越えればよいし、人を雇ってやってもらう内容も標準的なので、なんとかなります。
一方、小学校あたりまでは、子供はすぐに熱を出したり、怪我をしたり、学校で問題を起こしたりします。そのたびに、学校から連絡が来て、すべてを放り出して学校に駆けつけるのは、基本的には女性です。このため、私も家で仕事して、出張をセーブせざるを得ませんでした。
ヒラリー・クリントンが国務長官だったときのチーフオブスタッフであった、アン・マリー・スローターさんは、大学の教授である夫との間で、こういうときには夫が対応する、という取り決めをして、夫も頑張っていたにもかかわらず、子供がティーンのときに問題が起こり、結局政府の仕事を辞めざるをえませんでした。そのときの葛藤を本で読みましたが、他人事ではなく、心が痛みました。
問題の根は深いです。出産後に働きやすいように、働かなくとも暮らしやすいように、公共政策の充実を求めたり世論を盛り上げようとするのが新聞。
働き方や子育てのハウツーを提供したり、気持ちに寄り添うコミュニティを提供していたのが女性誌。
という構造がかつてはありました。
政策もメディアも改善余地は大きいけれど、男性としては、夫として親として、家事と育児にきちんと向き合っているかどうか、妻の気持ちに寄り添っているかどうかがまずは大切だと思います。
子どもの水泳教室を眺めながら、自戒をこめて。73年生まれの私は、育休を1年取得した以外は、男児を育てながらフルタイムで働き続けています。
息子1歳の頃は保育園に月7万を支払い、
ベビーシッターを雇い、
それはそれは大変な出費でした。
このコストを考えると、仕事を辞めるかセーブして、
子育てを自分で賄う方が経済的です。
ですが、ここでキャリアを諦めてしまうと、
二度と同じような環境で好きな仕事に就くことはできない。
先輩ママ達の、キャリア中断への後悔の念を聞くたびに、
「このコストは将来の自分への投資だ」と考えて、
なんとか踏ん張ってきました。
子供は必ず大きくなるし、
やがて自分の世界を持って、ママなんかいらなくなる。
だから、今子育てと仕事の両立で悩み苦しいママたちは、
「半年後には状況は改善している」と信じて、
どうか頑張ってほしいと思います。
子育てでしか得られない喜びもあるけど、
仕事でしか得られない喜びもある。
そして、そのどちらも味わえることは
なかなか得られない人生の醍醐味だと思うのです。