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コメント
注目のコメント
経済界はODAによってはアジア経済をリードできませんでしたが、スポーツ界はアジアの一員として競技、経済、親善面でリードしていかなければなりませんね。
前に勤めていた会社では世界をフラットに見る無国籍企業だったので日本は完全にアジアの一員でした。私は一社員だった2000年頃はまだ先輩世代はアジアの傘下という事実にプライドが許さず、早く抜けるために存在感出して本社直に戻すぞと奮起していた時代もありました。私もその頃はサイズも小さく直面する課題も単純なアジア各地域と一緒にマネジメントすることについて違和感を持ったのは覚えています。しかし今は完全にフラットで10年以上やってました。共に学び共に議論し経営もアジアで一元化され良き仲間がたくさんいます。
かつて15%くらいの存在感があったものが現在は世界GDPの5%程度となれば当たり前ですし、15%あったとしてもその程度のどんぐりの背比べで自己アピールするより、世界全体はアジアのリーダー、それも一国や二国ではなく協調するリーダーを欲しています。
まだいわゆる「おじさん世代」にとっては、アジアは横並びの兄弟ではないのが実態でしょう。常に上下で見ていると思います。
いろんなことを助けてくれ、教えてくれ、優しかった近所のお兄さんだったはずが、いずれアジアは急成長して逆転していきます。こちらは老いますし、あちらは成長します。その成長を自らのこととして喜べるか、アジアの成長によって老いた私たちが成長できるか、私たちもそれによって若返れるか、ということだと思います。
サッカー界は早くから「アジアを強くしてしまったら、日本が勝てなくなって困る」という議論を乗り越えて徹底支援に回りました。その方が日本が強くなるとの信念からです。ACLもしばらくチャンピオンの座を譲渡していましたが2年連続で取り返しました。ぜひサッカー界はアジアとの付き合い方のロールモデルとなっていって欲しいと思います。アルビレックス新潟シンガポールが2004年からシンガポールのプレミアリーグに参加していたり、何十人もの日本人選手が東南アジア各国のリーグで選手登録されるようになったことは、日本と東南アジアのサッカー界を着実に近い関係にしてきました。本田圭佑氏のような著名人以外にもカンボジア、インドネシア、タイ、フィリピン、東ティモール等々のリーグのチームに選手として所属しています。この記事のように、育成、指導、あるいは運営に携わっている日本人も多数にのぼるでしょう。
東アジアの統合は包括的なもので、経済や安全保障に限らず、文化や教育・研究、災害対策、医療、観光、宗教、等々あらゆる分野で進んできましたが、スポーツもその一環です。
日本の中古車輸出入会社、ビィ・フォワードがアフリカのマラウィでプロ・サッカー・チームの主なスポンサーとなったのを皮切りに、アフリカのサッカー・チームのスポンサーとなる日本企業が増えていますが、東南アジアでも同様のことは起きていて、企業の営業活動の上で、現地のスポーツや文化活動とも関係を深めていく、ということがますます有効になっていくでしょう。ライフイズテックに投資頂いている本田さんの参画で注目されるカンボジアサッカー。
そのカンボジアで、本田さんより早く一部リーグチームのオーナーになっている日本人がいることをご存知でしょうか?
アンコールタイガーFCの加藤さんです。
潰れかけのチームを赤字覚悟で買い取り、チームの価値観を変え、育成型のクラブを作る体制も整え、地域の子どもたちにサッカーを好きになってもらう慈善活動も行う。中長期を見据えた加藤さんの挑戦が近いうちに、アジアのサッカークラブ経営のロールモデルになることを願っています。その時は映画化決定ですね!
ちなみに余談ですが、加藤さんは、私と同じリンクアンドモチベーションのOBです。昔から意志力の化け物みたいな人だったので笑、アンコールタイガーはきっと夢を叶えると思います。
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カンボジアの夢と希望と勇気の象徴に。アンコールタイガーFCオーナー・加藤明拓氏インタビュー
https://www.footballchannel.jp/2018/09/09/post288531/
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