抗菌薬使い過ぎで年70万人が死亡 専門家団体が発足「国民が知る必要」
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一般の方々の、熱が出たら抗菌薬、風邪をひいたら抗菌薬。
医者の、入院患者に熱が出たら抗菌薬、炎症反応が上昇したら抗菌薬。
本当にありえません。
でも、9割方そんな感じなのが、日常風景です。。。
「ウイルスには効きません。でも、細菌だったら効きますよね?今の症状がどっちかわかりませんよね?」とまで言われたことがありますが、概ねわかりますし、何より細菌だったとしても抗菌薬の不要性が証明されている疾患もあります。
念のために飲んでおけば良いか、と思われる方もいらっしゃいますが、耐性菌といった公衆衛生的な観点だけでなく、ここ数年話題の腸内細菌叢への影響など計り知れず、デメリットも小さくないことをぜひもっと広めて欲しいです。一般の方々にも、むしろ医療者にも。。。「風邪に抗菌薬、ダメ、絶対🙅♂️」
アメリカの病院の中でもそんな広告をよく見かけましたが、クリニック、病院にそのようなポスターを大きく張り出して、医療者にも患者さんにも意識づけをする。そのぐらいの活動が必要だと思います。
抗菌薬への耐性菌(抗菌薬を投与しても効かない細菌)は世界中で年々増加しています。肺炎、腎盂腎炎、敗血症、命に関わるような感染症になったとき、原因菌が各抗菌薬への耐性菌だった場合、打つ手がなくなってしまいます。耐性菌を減らすためにできること、それは不必要な抗菌薬使用を減らすことでしかありません。抗菌薬を処方するのは簡単、もらうのも簡単、飲むのも簡単ですが、「この薬、今本当に必要か?」と皆が一度立ち止まる必要があります。