【山口周】「サーバントリーダー」がオッサンの付加価値になる
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注目のコメント
私は新卒から3社退社し、独立して2法人経営、地域団体に5つ加入しています。
住む場所は6回変わり、子どもを3人育てています。
大きな変化だったのが30歳でテレビ番組制作から農業への転職、40歳で会社をクビになり独立の2回。
キャリアアップとはとても言えない社会人20年を過ごしましたが、良かったのが
「ところ変われば常に下っ端」を経験できるという点です。
テレビ時代の同僚は、有名ディレクターになったり、映画を撮ったり、NHKなどの大きな組織の人は中の上の管理職です。
給与は哀しいほど差が開いているでしょうけれども、常に過去のキャリアが評価されない人間力勝負が求められるので謙虚に努力は身についたと思います。
見事にどこに行っても偉そうにできないし、可処分所得も低いですがw
世代、ホワイトカラー、ブルーカラー、男女、その他様々なレイヤー関係なくフラットに会話できるし学べるなと感じています。
特に地域団体はいいですよ。本当に仕事上の立場関係なく新入りは新入りです。【30代でも余裕でオッサン化してしまう時代の到来】
オッサンの生き方論、今回も面白い!でも、私は少し考え方が違います。山口さんの考えというより、結晶性知能と流動性知能の理論についてです。
今回のグラフ見ると、ともするとオッサンは結晶性知能では若者に勝っていると一般化されそうですが、実際はその個人が専門性を有する一部の知識・スキルについてだけです。特に変化の早く専門分化が進んだこの10年においては、例えば、法人営業専門のマネジャーは、SNSマーケのことでは入社2年目の若手に結晶性知能でも明らかに負けている、といったことが頻発しています。それはつまり「30代でも余裕でオッサン化してしまう時代」の到来です苦笑
その際大事なのは山口さん指摘のサーバントリーダーシップであることには同意です。なぜなら専門性の高い若手をしっかり後押しすることで、会社としてもより良い結果が出せる時代だからです。私は00年代と10年代では結果に対して理想とされるマネジメント像が変わってきたのにはこのような背景があると思っています。この変化についてこれないオッサンは「痛いオッサン」として影響力を失います。
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以下は学校経営に関する余談です。
サーバントリーダーシップの考えはかなり前から学校長に合うリーダーシップとされてきました。先生から学校長になった方々には、強権的なリーダーシップよりも、サーバントリーダーシップの方が個人適性としても合うとされたからです。
実際に学校長と現場が協働して学校改革を進めている学校では、校長のマネジメントはサーバントな傾向があります。ただし、ビジョンを描き、意思決定し、仲間を巻き込んで、責任をとるというような要素は、サーバントリーダーシップにも必要です。責任を取らないで部下に任せるだけのリーダーシップはサーバントリーダーシップではありません。