この連載について
経団連は2021年卒以降、就活ルールを提示しないことを宣言。これを受け企業は、2021年卒の採用スケジュールをますます前倒しするといわれる。
また、売り手市場が続くと言われるが、大手はここ数年採用数を増やさず、年々狭き門になっている。そこでNewsPicksは、不安要素が多い2021年卒の就活をサポートすべく、会社選びや適職探しの極意を伝授していく。
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株式会社博報堂DYホールディングス(はくほうどうディーワイホールディングス、Hakuhodo DY Holdings Incorporated)は、東京都港区に本社を置く、広告代理店の持株会社。 ウィキペディア
時価総額
5,836 億円
業績



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ボストン コンサルティング グループ (Boston Consulting Group) は、1963年にブルース・ヘンダーソンやジェイムズ・アベグレンらによって設立された、アメリカ合衆国に本社を置くコンサルティング会社である。略称はBCG。 ウィキペディア
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それは泉田さんも私もめちゃくちゃ理論派だと思うので、この記事は相当ロジカルに行き詰めた究極の方法だということ。
まさに『転職の思考法』の主人公がそうであるように、色々理屈はあるものの、一番大事なのは素直さだったり、人間としての魅力だと思いますので、理屈に踊らされすぎないようにあくまで参考にして頂くのがいいと思います。
(言い換えれば、思考法を持ちながら実践するのと、持たずにやるので成功確率が変わるのも事実。という程度のものです)
佐藤さん、ありがとうございました!
また、業界の生産性の話ですが、業界で括りすぎるのもミスリードする要因になり得るので注意が必要です。生産性や利益率は経営の意思でもあるので、個別企業で違ってきます。一人当たり売上の違いは業界ごとに大きく違う傾向にありますが、主に資本装備率の違いで資本集約と労働集約の違いで説明できるでしょう。生産性や利益率はまた別の経営指標という理解です。
キャリア構築においては、価値創出の再現性の有無が重要だと思います。資本集約の業界や規制業種の業界は、たしかに(ここで言う)業界の生産性が高いのでしょうが、その仕組みの上で働くだけでは、個人・スモールチームとして独立した際の価値創出の再現性が低いと思いますので、将来的な流動化前提で考えるとマイナスも大きいと思います。技術資産、人的資産もあわせて考える、というのはそういうことも含めて複合的に考えるということであれば、同じことを言ってるわけですが(多くの人はそこまでの理解に行かない気もします)
そもそも、こういったキャリアリテラシーはあまりにも普及していない感もあるので、こうした知識を普及させる意義は一定あるようにも思いますが、あまり目ざとく打算的に考えていない人の方が成功している傾向もある気もします。(打算的利己的な人は成功しにくいゆえだと思います)
・自分の給与の期待値を「1人当たりの業界の生産性」「人的資産」「技術資産」の3要素の掛け算で考える
・ファンドマネジャーと同じような視点で選ぶと、良い会社を選びやすい
・会社の「椅子の数」に注目する
など、参考になるホンネの就活論が繰り広げられます。就活生にダイレクトに役立つ内容です。是非、お読みください!
思考を活性化させるには、振り切った考え方から、実際に自分が考えられる、納得できるところに調整していくことは有用。
泉田さんの金融の給与についての説明も明快。規制業種というのはとても大きい。
あとは金融機関は「巨額のお金を回すこと」が仕事。自分の前職であるみさき投資中神さんが「金融は本来的には付加価値が薄く、だから0.01%を1bpsと表現する単位が生まれた」と言っていたのを思い出した。巨額の資金を預かっているから粗利額(金融でいえば経常収益とか業務粗利益)が大きいのであって、回している資金に対しての利益率は低い。
フィンテックという言葉をよく耳にするが、金融機関を通さなくてもお金が回るようになれば、粗利額の源泉である規模が減るわけで厳しい。
一方で、インフラであるがゆえに求められる確実性がある。それは他業種と比較して、実際に実務経験を積んで、抑えなきゃいけない規制や実務のツボ、当局との折衝といったポイントがある。スタートアップのなかでもフィンテック系が既存業種(この場合は金融)からシニアな採用をすることが多いのも、そういった背景がある。
イスの数については、昨日もコメントしたが、増えている産業(新しい産業)も良いが、危機に瀕している企業・産業もありだとは思っている。
ポジションが減っているなかで、減っていくのは給与が大きい年齢が高めの人から。その業務を早いうちから経験できる価値は大きい。ただ、これは逆張りのハイリスクハイリターン戦略でもある。
最初から最後まで「うん!」と膝を打ちたい気分でしたが、最後の一言に集約されているかと思います。
『マーケットの反応を見ながら仕事に熱中し、それと同時に組織にいることに愛着がある状態が、ベストな組織といえるのではないでしょうか』
ちなみに、私も母校(高校)のラグビー部のコーチをやっていた関係で学生から就職の相談はよく受けるのですが、対談で登場する「業界の生産性」の話は私もウォッチしているし、学生にそんな話をするんですね。
でも、いまだに不思議なのが、どんな時代でも就職人気の高い総合商社って生産性(付加価値)がすごく低いんですよね。確かに年収は高いんですが、冷静に決算書を見つめれば、これ以上アップすることは望めません。
それでも総合商社の人気がピクリともしないのは「おもしろい仕事ができそう」というワクワク感なんでしょうか。
個人的に思うのは二つ。
一点目は、to doがよくわからないときはto be、つまりどうありたいかを基準に身を置く組織を決めるということ。よくある話ですが何がしたいかを明確にできる人は限られますが、どのような人でありたいかは多くの人がイメージできるのではないでしょうか。
二点目は、自分っぽいことを選び続けるということ。
個人的な話ですが、私自身が就活をしていたときは、より大きくて仕組みがしっかりしている会社を選んだ方がマーケットバリュー的には有利と思っていましたが、結局、小さくてネームブランドが相対的には低いけれど、今の会社が何だか自分らしい居場所だと思ったので選びました。
結果として小さい会社だったからこそ、ほんの一例ですが、例えば毎日自分の名前でNPに文章を書く生活に至り、とても自分っぽい生活ができていると感じます。日々自分の名前でものを書いて公開することで、わたし自身の名前に日々積み重なっているものは非常に大きいと感じます。
これが大きな会社だったら、もしかしたら短期のマーケットバリューは高まったかもしれないけれど、自分自身の名前に何かを積み重ねることは、私にはできなかったかもしれない、と思います。(念のためですが大きな会社でも自分自身に積み重なる価値を上げることができる人はたくさんいます)
つまり新卒のときに思った通りになんて全然いかない、そんなもんだよってことです。そして、私の世代より10年も20年も先輩が私の世代を見ても、きっとそう感じるのだと思います。
社会人デビューは、不自由から始まります。やりたい仕事が必ず選べるわけではない。上司や同僚も選べない。働き方の自由度も低い。近年は働き方改革の進行で従業員に迎合する傾向がありますが、基本的には制約が強い状態からスタートします。これを如何に脱却するか、働き方の自由度をいかに高めていくか、ということが重要だと思います。
この脱却劇のために、働くのです。仕事を通じて自分を取り巻く周囲のステークホルダーから信頼獲得することで、裁量権が広がり、チャンスが舞い込んでくる。そういった意味で、仕事は自分を自由に近づけてくれる「信頼獲得機会」であり、「仕事の報酬は仕事」なのです。このような考え方から、仕事を通じて自身の「信頼残高」を高めていくことが、キャリア形成において大事な視点だと思います。
自身の市場価値を高めることで、給料を増やしていくことも非常に重要だと思いますが、給料といった金銭報酬は、仕事の報酬の一つの形であり、それだけではないと思います。
どのようなマーケット環境に身をおいて、どのような人的資産や技術資産を獲得するかを考えることは非常に重要です。多くの就活生や若手ビジネスパーソンは、そういったことを通じて、「給料が高くなるか」だけでなく、「自由を獲得していけるかどうか」という視点も併せ持ってもらいたいと思います。そうすれば、「上司」だけでなく、「マーケット」も意識できるようになるのではないでしょうか。
※上司は信頼獲得のきっかけである仕事をくれる顧客のような存在なので、私にとってはとても大切なステークホルダーの一人です。
グローバル市場との掛け算でどこのマーケットが伸びるのかを見た方が良いと思います。
ところで私には業界の生産性は新卒には必要ないと思っています。新卒でしか入れない特殊な業界で、かつその業界で生き続けたいなら別ですが、20代の間は業界チェンジは割と起こり得ます。30越えてのプレイヤーとしての業界チェンジは難度が上がってきますが、20代のうちは特に力(技術資産)を大事にした方が良いのではないかというのが私の考えです。
それから、業界の生産性の話で出てくる「伸びている産業の見極め」は、外から行うのは実は難しいと思っています。特に新卒学生には。
コインチェックが出川さんのCMを打ちまくって、ビットコインの値段は上がりまくってたあの時期には、多くの人が伸びてる(伸びてく)産業と思ったのではないでしょうか。
メルカリの上場の一年以上前にリユース業界にいました。私は仕事の中でリユース業界のほとんどの主要企業の部長クラスと会話をしましたが、いつも「いやー、最近ホントきついですね」が時候の挨拶でした。