韓国海軍、反豊臣軍の英雄旗掲揚 政府抗議、国際観艦式で
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国際観艦式とは、本来軍事力の象徴たる軍艦を、あえて敵対関係を超えて共同でパレードを行うことで、逆説的に各国の平和と友好をアピールする場です。
ところが今回、韓国の文政権は、自国のナショナリズム高揚に、国際観艦式を利用しようとし、十六条旭日旗の拒否騒動を起こし、挙句の果てに国際慣習を無視して、李舜臣の旗なる大河ドラマ紛いの謎の旗を掲げたのは、日韓友好を願う立場からは、非常に残念なことだと思います。
今回の国際観艦式の招待40カ国のうち参加表明したのが22カ国。
しかし欧州各国はその後参加自体を取りやめ、更に参加15カ国のうち、旭日旗騒動後、日本だけでなくイギリス、中国、マレーシアも観艦式への参加を取りやめました。
又インドネシアは別のパレードに参加し、フィリピンは意図的なのかどうかわかりませんが入港を遅らせ、参加しませんでした。
更に参加した9カ国14隻の艦艇のうち、韓国の要請通り軍艦旗を揚げず、国旗を掲げたのは写真を見る限りロシアだけで、国旗以外の軍艦旗をもつ国は全て軍艦旗を掲揚していたようです。
中国が真っ先に参加を取りやめたのは意外でしたが、少なくとも軍人の誇りを傷つけてまで、反日政治ショーに付き合わないことで、大国の矜持を示したのかもしれません。
(追記)
私は気がつかなかったのですが、別の映像ではロシアも軍艦旗を、艦尾ではなくマストに掲げていました。(堀口さん。ご指摘ありがとうございます)
国際儀礼からすると、主催国旗より高い位置に海軍旗を掲げるというのは、正に最大限の抗議だと言えます。
結局、韓国の要請に従った国は一国もなかったということになりますね。韓国の行動は非常識以外の何物でもありません。また、このような韓国のやり方が、諸外国の理解を得られるとは思えません。参加した各国海軍は、自国旗と韓国国旗のみを掲げるよう要請した韓国自身が、自ら要請した内容を破り、見たこともない旗を掲げたことに違和感を覚えたことでしょう。
国際法は、軍艦であることの要件（国軍に属する船、国の標識表示、政府任命かつ名簿記載の指揮官等）を定めています。自衛艦旗または軍艦旗を掲げることは、国軍に属する艦であることを示すために必要なことなのです。
これは実力を行使する軍艦が、海賊などと間違われないためにも必要な措置です。韓国海軍は、国旗でも軍艦旗でもない旗を掲げて航行しました。もし、韓国国旗または韓国海軍旗を掲げていなければ、海賊と同様ということになってしまいます。
韓国海軍も、海上自衛隊などと同様、艦艇に掲揚する旗についての規則を有しているでしょう。このような非常識な旗を掲げることが規定されているとは思えません。実際のところは明らかにされないでしょうが、親北朝鮮で反日傾向の強い文在寅大統領が、超法規的に掲揚させたものかもしれません。
諸外国にとって、歴史問題を理解するのは難しいことです。日本は、慎重な対応をしなければなりません。しかし、韓国があまりに非常識な行動をとることは、韓国のオウンゴールになる可能性もあります。
日本政府は、本当に呆れている部分もあると思いますが、韓国が矛盾した非常識な要求をしたことについて抗議しつつ、諸外国の反応を見極めなければならないでしょう。もうめちゃくちゃです。日本は参加を辞退して良かった。
[韓国観艦式の各国状況]
日本…六日前に辞退
中国…前日に辞退
マレーシア…当日辞退
フィリピン…遅刻で不参加
８カ国…要請無視
シンガポール…太極旗を半旗に(追悼の意。皮肉か。)
ロシア…韓国の要請を守って一カ国だけ軍旗を外す
アメリカ…反対デモで空母寄港できず
韓国…大統領艦に反豊臣軍の英雄旗を掲げ、自ら課したルール(国旗と韓国旗のみ)を破る
