【解説】ジャック・マーが予言する、「未来のビジネス」の舞台裏

2018/10/14
「5分間で2000枚の衣服を作ることより、5分間で2000種類の衣服を作ることが重要な時代になる」
2018年9月19日、中国・杭州市で開かれたイベントで、アリババ創業者のジャック・マーは「製造業」で巨大なアップデートが起きると宣言した。
これまではメーカーがまず商品を作り、それを消費者に届けてきた。しかしこれからは消費者が欲しいものから逆算して、製造業や生産ラインはデザインされる。
そして大量生産、大量消費のコンセプトのままビジネスをするメーカーは、早晩に駆逐され、いずれ製造業はサービス業により近づくという。
なぜ、アリババはいま製造業を熱く語るのか。ジャック・マーはどんな未来を見ているのか。
人工知能のテクノロジーによって、アリババグループの未来のビジネスを支えている、科学者のミン・ワンリー博士(アリババクラウド・チーフサイエンティスト)に話を聞いた。